【地震予知・前兆現象】再び地磁気に大きな異常&強震モニタにも強いシグナル~「8月31日はスーパームーン+ブルームーンらしいので地震を懸念されてる方が多い」~(8月30日)[No.0741]
地磁気の異常と地震との関連性
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
強震モニタ
強震モニタとは、防災科学研究所が日本全国に設置している地震計で観測したデータをリアルタイムで配信しているWebサービスのことです。
地表面(Surface)での振動と地中内部(Borehole)での振動をシグナルとして表示しています。
赤色のシグナルが最も強く、表示可能上限を超えている振動が発生している可能性も考えられるので、赤いシグナルが出現したら要警戒です。
また、地表面のシグナルは生活ノイズ(車や電車の走行、工場の振動、工事など)を拾っている場合もあるので、地震の前兆として発生することがある微振動などを確認するためには地中のシグナルを重点的に観察した方が良いと思われます。
再び地磁気に大きな異常&強震モニタにも強いシグナル(8月30日)
投稿者:こあらさん
投稿日:8月28日(月)
8/23の鹿児島(鹿屋)地磁気で、また乱れがありました。
また25日の東北の地震の後も、同日夜、26日夜と強震モニタの池中最大変位がオレンジや赤シグナルをよく見ました。
昨夜27日は無かったですが、今(28日昼)見たらまた赤に近いオレンジでした。
投稿者:いねみさん
投稿日:8月29日(火)
レオさんこんばんは。TECマップは落ち着きましたね。ただ、こちらは東北〜青森あたり?が赤くなってます。
しばらく見てますが中々赤から変化しません。
8月31日はスーパームーン+ブルームーンらしいので地震を懸念されてる方が多いようです。(月の引力で地震が起こるとか…)
子どもたちも新学期始まってますので、何事もないと良いなと思います。
いつもご報告ありがとうございます。まず先に、地磁気の異常ですが、前回(8月17日)とほぼ同じの大きな異常(振れ幅100nT)となっています。
そして、異常出現から8日後の8月25日に、東北地方でM5.8の強い地震が発生。
前回は茨城(柿岡)地磁気に異常が現れていましたが、今回は鹿児島(鹿屋)地磁気ということで、地磁気の異常から震源地を特定するのは難しいですが、地震の震源地は西日本~九州周辺エリアとなるのかも知れません。
そして、気になるのは強震モニタに出現している異常です。26日~29日にかけて福島~宮城に強いシグナル(赤色)が出現しています。29日には青森にもオレンジ色のシグナルが出現しています。
8月11日には、青森県東方沖でM5.9の地震も発生していますし、シグナルの出現場所が沿岸に近い場所ということも考えると、福島県沖~宮城県沖辺りで発生する地震の前兆なのかも知れません。
海溝型の大地震が発生する前には、内陸地震が増える傾向がありますが、地中深くに設置されている地震計が前兆を拾っている(シグナル発生)という可能性もあるのかも知れません。
それから、いねみさんがおっしゃっている「月の引力が大地震を引き起こす」という説ですが、そのような傾向があるのは事実です。
東大の研究チームが1万件以上の地震データを用いて、地震発生前からの変化を詳しく調査した結果、「月の引力が強く働く時に大地震が発生しやすくなる」ことを突き止めました。
東日本大震災(M9.0)、スマトラ島沖地震(M9.3)など、巨大地震(M8.2~)の75%が月の引力が最も強い時に発生していたそうです。
ですので、8月31日前後は大地震の発生危険度が高くなると言っても間違いないと思います。
先に掲載したように、TEC(電離層の全電子数)にも異常が出現していますし、これから掲載しますが、大気中のラドン濃度にも気がかりな変動が再び発生しています。
兎にも角にも、今後1週間~10日くらいは、日本全国どこにいても防災意識を最大レベルに高めておいた方が良さそうです。
引き続き、地磁気の変動および強震モニタを注視していきます。
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