【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動～「動きがまた暫く止まっていました」「M5前後の地震に注意」～前回はM5.4の強い地震が発生～(8月9日)[No.0733]

大気中のラドン濃度の変動と地震の関係

「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。

地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。

阪神淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。

必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。

「M5前後の地震に注意」(8月9日)

いつもご報告ありがとうございます。

昨日に更新したように、前回は19時間動きが停止した後にM5.4の強い地震が発生しました。

今回は、前回よりも1時間長い20時間の停止で、ラドン数値は30となっていますので、前回とほぼ同じくらいの規模(M5前半くらい)の地震が発生するのかも知れません。

前回はM5.4でしたが、陸地から離れた海域が震源だったために最大震度は3で済みました。

過去のデータを見ると、動きが停止した後の地震は全て海域での地震発生となっています。

たまたま海域での地震となっただけなのか、それとも動きが停止すると海域での地震の前兆なのか、今後の検証で判明していくものと思われます。

いずれにしても、強い地震が発生する可能性が高いので、日本全国どこにいても防災意識をしっかりと高めておいていただきたいと思います。

また、夏真っ盛りですから、飲料水の備蓄はなるだけ多めに行っておいていただきたいと思います。

引き続き、ラドン濃度の変動を注視していきます。

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