【地震予知・前兆現象】20日連続(東日本大震災時の倍)でTECに強烈な異常が出現~「かつてないレベルの異常となっています」~(2月20日)[No.0677]
東日本大震災(M9.0)の前にTEC(電離層の全電子数)に現れていた異常
本震直前に電離圏電子数の異常増加現象
地球の上空には電離圏と呼ばれる電子が広がる層が存在し、衛星通信にしばしば遅延や測定誤差をもたらす要因となっています。
電離圏は地震や火山、太陽フレアなどの自然現象やミサイル発射などの人為的事象によって影響を受けます。
電離圏電子数の観察によるマグニチュード8以上の巨大地震発生前の異常検出は、2011年東北地方太平洋沖地震の本震直前に電離圏電子数の異常増加現象が発見されて以降、注目され研究されてきました。
京都大学
20日連続でTECに強烈な異常が出現(2月20日)
2月18日から本日(20日)にかけても、TEC(Total Electron Content=電離層の全電子数)に強烈な異常が出現しています。
・18日のTEC
・19日のTEC
そして、本日(20日)のTECです。
これで、一連の異常が始まった2022年2月11日から現在までの間に異常が現れた回数は計359回となります。
そして、日本列島全域に強烈な異常が出現しているので『※TECの法則』発動です。
※日本列島全体が赤く表示される(もしくは黒く表示され赤い点が出現する)と、数日以内に日本のどこかでM5~の強い地震が発生するという法則。
法則発動回数は計127回目ということになります。
これで、2月1日から20日連続で強烈な異常が出現したことなります。
東日本大震災(M9.0)発生前は10日連続だったので、倍の期間にわたって強烈な異常が出現していることになります。
昨年2月から現在までの間に何度か強烈な異常が続いたことはありましたが、20日連続というのは初めてのことで、かつてないレベルの異常となっていることは間違いありません。
南海トラフ巨大地震なのか首都直下地震なのか、それとも別の大地震なのかはわかりませんが、震災級の規模となってしまう可能性が非常に高いと思わざるを得ません。
もちろん何事もなくを願うばかりですが、防災意識を高め、有事に備えておいていただきたいと思います。
引き続き、TECの異常を注視していきます。
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