【地震予知・前兆現象】多項式近似と有感地震の関係から巨大地震を予測～「2月11日と2月12日は強い地震発生の注意喚起したいと思います」～(2月10日)[No.0669]

今日はいつものラドンの話とは違って、多項式近似と有感地震の関係から巨大地震を予測するということで話をします。

まず多項式とはなんぞやということで、簡単に説明します。そんなの知ってるという人はとばしてください。

直線のグラフというのがありまして、これはｙ＝ａｘ＋ｂであらわされます。これを１次多項式といいます。

さきほどのａｘ＋ｂの形を簡単にするために
ａを１、ｂを０としますとｙ＝ｘという形になりまして、
仮に１月１日に有感地震が１回、１月２日に有感地震が２回発生したとしますと、１月３日は有感地震が３回発生するだろうと予測できます。

では２次多項式というものを考えます。これはｙ＝ａｘ²＋ｂｘ＋ｃであらわされます。

これもまた簡単にするためにａを１、ｂを０、ｃを０としますと
ｙ＝ｘ²となりまして
仮に１月１日に有感地震が１回、１月２日に有感地震が４回発生したとしますと、１月３日は有感地震が９回発生するだろうと予測できます。

今度は１月１日から１月２２日までの２２の有感地震にあてはまる多項式を考えます。

ぴったり当てはめるのは無理ですが１５次多項式ぐらいになりますと、ある程度近い数値を得ることができます。

普通１日の有感地震の回数というのは１０以下ぐらいに収まるものです。

１月１日から１月２２日までの有感地震の回数を１５次多項式で計算して当てはまったときに１月２３日の有感地震の回数を計算してみると、１月１日から１月２２日までの１日の有感地震の回数が１０以下なのに１００とか２００になったとします。

これは何かおかしいなと考えます。１月２３日に大きな地震がくるのではないかなと考えるわけです。

こういうようなことを最近ちょっとひらめきまして、２０１６年の４月１４日に起きた熊本地震で計算してみました。

４月１４日の前２２日分（３月２３日～４月１３日）を考慮して、１５次多項式を計算して４月１４日の数値を計算してみると、３月２３日～４月１３日の有感地震の回数は１０以下なのに、なぜか４月１４日は２０９．１８１４という数値が計算されました。

４月１４日はM6.4 最大震度７の地震が発生しています。

これは巨大地震予測に使えるかもと思いました。

それで他の巨大地震も計算してみると、うまく予測できる地震とそうでない地震がありました。

うまくいった地震は下記で
２０１１年３月９日のＭ７クラスの地震（１６次で期間を２２日）
１９９５年１月１７日のＭ７クラスの地震（１５次で期間を２２日）
２０２２年３月１６日のＭ７クラスの地震（１５次で期間を１９日）
２０１８年３月２５日のＭ６クラスの地震（１５次で期間を１９日）
２０１６年４月１４日のＭ７クラスの地震（１５次で期間を２２日）

うまくいかなかった地震は下記です。
２０１１年３月１１日のＭ９クラスの地震
２０２２年２月１３日のＭ７クラスの地震
２０１８年４月９日のＭ６クラスの地震

で、直近数値がプラスに跳ね上がる日がありまして、２月１１日の場合、１５次で期間を１９日としますと、２月９日の有感地震回数が７

２月１０日の有感地震回数が０としますと、２月１１日が４７３．７３５９６

１５次で期間を２２日としますと、２月９日の有感地震回数が７

２月１０日の有感地震回数が１１としますと（２月１０日の有感地震を１０以下とすると数値はマイナスになる）

２月１１日が７．１１７３５９２

２月１２日の場合、１５次で期間を１９日としますと、２月９日の有感地震回数が７

２月１０日の有感地震回数が３

２月１１日の有感地震回数が３としますと、２月１２日が５１８．２９８４６

１５次で期間を２２日としますと、２月１０日の有感地震回数が３、２月１１日の有感地震回数が３としますと、２月１２日が１０５．８２１９４

特になにも起きないかもしれませんが、雪を降らせる低気圧が去ったあと、
２月１４日１時に上弦の月になりますし、２月１１日と２月１２日は強い地震発生の注意喚起したいと思います。

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