【地震予知・前兆現象】TECに強烈な異常が出現中~6日連続~(2月6日)[No.0665]
東日本大震災(M9.0)の前にTEC(電離層の全電子数)に現れていた異常
本震直前に電離圏電子数の異常増加現象
地球の上空には電離圏と呼ばれる電子が広がる層が存在し、衛星通信にしばしば遅延や測定誤差をもたらす要因となっています。
電離圏は地震や火山、太陽フレアなどの自然現象やミサイル発射などの人為的事象によって影響を受けます。
電離圏電子数の観察によるマグニチュード8以上の巨大地震発生前の異常検出は、2011年東北地方太平洋沖地震の本震直前に電離圏電子数の異常増加現象が発見されて以降、注目され研究されてきました。
京都大学
TECに強烈な異常が出現中(2月6日)
前回は2月2日にお伝えしましたが、3日から本日(6日)にかけてもTEC(Total Electron Content=電離層の全電子数)に強烈な異常が出現しています。
3日のTEC
4日のTEC
5日のTEC
6日のTEC
これで、一連の異常が始まった2022年2月11日から現在までの間に異常が現れた回数は計345回となります。
そして、日本列島全域に強烈な異常が出現しているので『※TECの法則』発動です。
※日本列島全体が赤く表示される(もしくは黒く表示され赤い点が出現する)と、数日以内に日本のどこかでM5~の強い地震が発生するという法則。
法則発動回数は計113回目ということになります。
そして、2月1日から6日連続で強烈な異常が出現したことなります。
東日本大震災(M9.0)の時は10日連続で強烈な異常が現れていました。
昨日にお伝えしたように、国内における地震活動においても異常な状況(有感地震の発生回数が急減)となっていますので、やはり、震災級の大地震への警戒を最大レベルに高めておく必要があると思います。
そして、次のようなご投稿が届いています。
投稿者:秋さん
投稿日:2月6日(月)
トルコの大地震の2回目もひどいことになってるようです。
もしかしてこの影響が日本にでてTECの異常がでてるとは考えられないでしょうか?
過去TECの真っ赤で国内なしでしたが、もしかして海外に大地震が起きてるというのはないでしょうか?
調べ上げなくてはいけないので大変とは思いますが気になります。
それから、トルコの大地震について考察など募集してみるのはどうでしょうか?海外地震の考察が、国内の予知に役立つこともあるのかもしれません。
本日(2月6日)、トルコでM7.8の大地震が発生しましたが、約9時間後にもM7.5の大地震が発生し、現時点(6日22時)で犠牲者数が1700人を超えています。
多くの建物が倒壊して多数の方が犠牲となっています。また、負傷者も10000人以上いるという情報もあり、未だに被害の全貌が見えてこない状況です。
今回のトルコでの大地震の前兆が、日本のTECに異常として現れていたのではないかという推察ですが、可能性としてはほぼゼロだと思われます。
トルコと日本は8500kmも離れているので、今回の大地震が発生した断層から生じた電磁波が日本上空の電離層に影響を与えるとは考えにくいからです。
ですので、約1年ほど続いているTECの異常は、十中八九、日本国内での大地震の前兆だと思われます。
[このページはここまで ですっ!]