【怪談祭り2022】みなさんからの投稿~人魂&山伏の呪文~(8月24日)[No.087]
人魂&山伏の呪文
投稿者:匿名希望(女)さん
投稿日:8月20日(土)
何十年も前の話なのですが、、
その当時、しつこく付きまとわれ仕方なく付き合っていた男に別れを切り出しても「俺と別れたらお前の家に火をつけてやる」と脅されて、報復が恐ろしくズルズルと付き合っていました。
当時、ストーカー規制法は存在せず、警察に相談しても警察は民事不介入だと言われました。
その男と付き合いだしてから、もともと運の悪い私に更に追い討ちをかけて悪いことが起こるようになりました。
急に職場の同僚達に嫌われたり、意地悪されたり、車の運転中、事故に遭うのが増えたり、私の家の隣人が急に私達家族に嫌がらせを始めたり、、、
一番困ったのが、私がこれからなにかをしようと準備をすると必ず様々な邪魔が入り、なかなかそれに到達できないことでした。
「何が起こっているんだろう?あの男と知り合ってからどんどん私の運気が下がっていく。どうして?」と、ぼんやり部屋のま窓から夜空を見ていると、星だと思っていたものの一つがどんどん私に近づいて動き出してきました。
UFOの動き方ではなく、緑色の蛇のような動きで近づいて来たのです。
目を凝らしてやっとわかりました。どっきりテレビの番組で怖がらせるために人魂を作って釣糸のような物にぶら下げていたのを見たことがあるのですが、黄緑色に近いその物は『人魂』でした。
それは仕事で遅くなった時間に信号待ちをしているときにも私の車の上に付きまとうように動いているのを見つけることが出来ました。
「人魂に付け狙われている???」なにがなんだかわからないまま、嫌なことばかりが続き、しつこい男に脅されているので会わないわけにはいかず、「私が死ねば嫌な物事から逃げることが出来るし、しつこい男からも逃げることが出来る。」と考えるまでになってしまいました。
その頃から、寝る前に耳元で山伏の呪文が聞こえてくるようになったのです。
山伏の事を特集していたテレビを何回か見たことがあり、その力強い韻律が記憶に残っていたのですが、耳元で聞こえたときにすぐに関連付ける事が出来ました。
それを聞くと嫌な気持ちはありませんでしたが、夜に聞こえる山伏の呪文は私としては理解できるものではなく、「人魂??山伏の呪文??何??」という感じで誰にも相談できずにいました。
そんなある日、私は高熱、血尿、全身の痛みで病院受診をしたのですが、原因となるものを検査してもらっても原因不明と言われて解熱剤、抗生物質を処方されて帰宅。
薬を飲んでも症状が良くならず精神状態も落ち込みの一途を辿っていきました。
きっとあの「人魂」が原因だと思い、お祓い等知っている人はいないかと具合悪いなかあちこち電話をかけてみました。
友人の一人から教えられた所に電話をしたのですが、その時に「住所を教えますから明日にでも来ていただけますか?」とのこと。
「具合が悪くてとても無理です」と伝えましたが、「あなたの身が危険です。どうしても来れませんか?」と言う言葉を聞き、こうしてはいられないと気力を振り絞って、翌日に教えられた所に気力だけで運転をしていきました。
奥さんが視える人で旦那さんが祓う人でした。言われたことは以下の通りです。
・私にしつこく付きまとっている男の母親が大事な愛する息子を盗られたという気持ちが強くて生き霊になってあなたに取りついている。(私が黄緑色に見える人魂が男の母親の生き霊とのこと)
・お付き合いされている男性から何か木製のタンスの様なものをもらいませんでしたか?(そういえばその男が実家で使っている小さな木製の小物入れをもらって自分の部屋で使っていました)
そのタンスにのそばに置いていたあなたのキーホルダーの小さな人形にお付き合いされている男性のお母さんの生き霊が取りついてあなたに災いをもたらしています。
・木で出来たものには念が隠りやすい。お付き合いされている男性のお母さんの念が木製のタンスに隠りあなたの家に来てあなたの常に持ち歩くひとがた(人形)に入り込んであなたを苦しめています。
・このまま何もしないと、あなたは頭がおかしくなって狂うか、原因不明の病気で一生苦しむか、どちらかです。
・あなたの遠いご先祖に山伏になられたかたがいて、神仏に手を合わせることで守ってもらいなさいとあなたに言っています。
と、言われてその場でお祓いをしてもらったのですが、その男性からもらった物を総てここに持ってこないとあなたに取りついたものが取れない。と、言われました。
次の日、男からもらった物を全部かき集めて持っていき、(小さな木製のタンスとそのそばに置いていたひとがたのキーホルダーも)私のお祓いは完了したのですが、、、
家に神棚、仏壇はあるのに家族の誰も手を合わせず、手を合わせるのは先祖の月命日くらいだったのですが、「家を守ってくれている意味がある神棚、仏壇なんですよ。手を合わせるのは守ってもらっている意味があるからなのです。それを疎かにするから変な物事が起こり変な人に付きまとわれたりするんです。恐ろしいものが入り込んでしまった家をお清めをして、神棚、仏壇もお清めをしなくては又同じことが寄ってきます。」とのことで、家族が全員揃う日に家のお清めと、神棚、仏壇のお清めもしてもらいました。
「毎日神棚には御祓の祝詞を上げ、毎日仏壇には般若心経を唱えなさい。」とのことで、それ以来実行しています。
男とはきっぱり別れる事が出来、トラブルばかりだったのが、職場のトラブルも家のトラブルも無くなり平穏な日々を送ることが出来ています。
元来、日本は神社の神主さんから家のお祓いをしてもらい、神棚に感謝し手を合わせる。先祖に手を合わせ感謝する(毎日、仏壇で般若心経を唱えることが私達がなくなった人をあの世に送り出して上げれる方法なのだそうです)。
シンプルなのですが実は奥が深く、それを疎かにすると、私のような目に遭う人もいるかも知れません。思い出したくなくてずっと封印していましたが、私のような目に遭って欲しくなくて、投稿します。
生きていく上で本当に大事なことは、日本人が古来から当たり前のように行ってきたこと、『目に見えない大切なものに感謝すること』なのではないでしょうか?
[この怪談は…ここまで……です…]