【地震予知・前兆現象】電波時計の受信状況「4連続成功」＆ラドン数値の変動「数値が下がってきました」～(7月16日)[No.0561]

電波時計の受信状態と地震の関係

2011年に発生した東日本大震災(M9.0)の時には、1ヶ月以上前から『電波時計が狂う現象』が起きていました。

大地震が起こる前に地殻内部で生じる電磁波が、電離層に影響して電波時計が使用している周波数帯域に干渉をし、電波の受信状態に影響を与えているものと思われます。

電波時計やテレビ、ラジオなどの電波は発信後、電離層に反射したり、吸収されるので、電離層の状態が変化をすることで、電波受信の状態も変化をするということになります。

これにより、いつもは受信できないラジオが聞けたり、テレビが見れたり、電波時計の受信が成功したりすることがあります。逆に受信状態が悪くなることもあります。

阪神淡路大震災(M7.3)や東日本大震災(M9.0)が起こる前には、FMの電波が普段は届かない遠くまで届いていました。

また、テレビやラジオにノイズが入るという現象やWiFiがつながりにくくなるといった現象も地震の前兆現象である可能性があります。

大気中のラドン濃度の変動と地震の関係

「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。

地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。

阪神淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。

必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。

電波時計の受信状況「4連続成功」＆ラドン数値の変動「数値が下がってきました」(7月16日)

いつもご報告ありがとうございます。まず先に、前回のご投稿でラドン濃度の変動から「14日前後の強い揺れに警戒」ということでしたが、地震発生予測に対応するような強い地震は発生せずに済みました。

強いて挙げれば、14日に硫黄島近海でM4.8の地震が発生したくらいでした。

また今回、数値の変動スピードも緩やかになっているので、ラドン濃度の変動からは強い地震が発生する前兆は見られないのかなと思うのですが、もしこのまま一気に20台まで下がっていくようだと、joyallzeqさんが挙げられているように昨年と同じ状況になりますので、要警戒ということになります。

とりあえず様子見といった感じでしょうか。

しかし、電波時計の受信状況が「4回連続成功」ということで、ほぼ毎回、連続成功の後にM5以上の強い地震が発生しているので、強い地震の発生に警戒ということになります。

TEC(Total Electron Content=電離層の全電子数)においても相変わらず異常が続いていますし、日本全国どこにいても、いつも以上に防災意識をしっかりと高めておくことは必要です。

また、明日(17日)にかけて、各地でかなりの大雨となる見込みですから、土砂災害にも警戒をしておいていただきたいと思います。

河川の近くにお住まいで、水位に上昇が見られたら早め早めの避難を心がけていただければと思います。

引き続き、各データを注視していきます。

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