【怪談祭り2022】プレイバック編~◯◯島に行った時の話~「ねぇ。何してるの?」~(7月7日)[No.015]
◯◯島に行った時の話
投稿者:瓜坊さん
投稿日:2019年7月29日(月)
以前の仕事で、とある島の復興作業で◯◯島に行った時の話です。
2年後に全島避難が解除される為に、住宅・役場・公共施設などの補修作業で事前調査の為に、◯◯島に行きました。
行くのは、船で行く事しか出来ず、22時過ぎに出て夜中の5時に着く感じでした。
その時は、設計の7名と工事の2名の計9人でした。
工区が多かった為、3班に分かれ作業をしてました。自分は、数の少ない小学校を先輩と2人で作業する事になりました。
その日は、海が荒れていたので船で仮眠をとれなかった先輩が、「ちょっと30分だけ寝させて」といい職員室へ。自分はすぐ隣の下駄箱がある風除室でタバコを吸ってました。
5分位したら廊下の奥の方から、女の子の笑い声がするんです。
さっき、隣の中学校に職員の方が来て、器材の使用可、使用不可を判断するって言ってたなーって思ってました。
でも、笑い声が徐々に近づいて来るんです。
そして廊下の曲がり角まで、声が聞こえてる感じがして振り返った時に「ねぇ。何してるの?」って耳元で囁かれました。
この声を聞いた途端に、隣の職員室から先輩が走ってきて、「お前聞いた?お前聞こえたよな?」って言うんです。
自分が「女の子ですよね?」って言ったら、「あぁ…、小さい女の子の声だった…」って言ったんです。
その瞬間、全身鳥肌たちました。ファーストコンタクトはこんな感じでした。
また、機会があれば。
[この怪談は…ここまで……です…]