【地震の前兆現象】各地に気になる地震雲が出現～東北・関東・愛知・高知～(6月9日)

地震雲が発生する仕組み

[画像：imartより]

地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名：水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。

この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。

また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。

地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100％の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。

地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。

・ 【保存版】地震雲の見分け方～名前と種類と特徴～

各地に気になる地震雲が出現(6月9日)

この雲、パッと見は気象の「レンズ雲」のように見えるのですが、2016年に発生した熊本地震(M7.3 震度7)の前に出現していた雲にも非常によく似ています。

そして、このような雲が出現すると地震が発生しているということですが、先月にもこれに似た雲が宮城に出現していました。

ぴこさんからの投稿写真(2022年5月10日)

そして、5月22日に比較的近距離を震源とする強い地震が発生しました。

この地震の震源は茨城県沖で規模はM5.8 震度5弱  震源の深さは30kmでした。

ですので、もしかしたら、熊本地震や先月に出現していた雲、そして今回出現した雲は「鞘豆形(さやまめがた)地震雲」に近い地震雲なのかも知れません。

これは「竜巻形(たつまきがた)地震雲」のように見えます。

薄いの分かりにくいですが、グルグルと回転して捻じれながら縦方向へと伸びていることが確認できます。

このタイプは、阪神・淡路大震災(M7.3 震度7)の時にも出現していたので要警戒の地震雲ですが、薄いですし、大きさもそれほどでもなさそうなので、震災級の大地震が発生する前兆として現れたわけではないと推測されます。

こちらも「竜巻形(たつまきがた)地震雲」のように見えます。地震雲特有のうねりが放射線状に見えたのかも知れませんネ～

ただ、こちらも薄いですし、大きさもそこまでではなさそうなので、大地震の前触れというわけではないと思われます。

これは非常に気がかりな雲です。おそらく「帯状形(おびじょうがた)地震雲」だと思われます。

このタイプは2004年に発生したスマトラ沖地震(M9.3)や熊本地震(M7.3 震度7)の時にも出現していました。

そして、これと同じ地震雲が福島でも出現していたようです。

こちらも「帯状形(おびじょうがた)地震雲」で、かなり巨大でクッキリと現れているので非常に気がかりです。

近いうちに、関東～東北エリアでかなりの規模の地震が発生する前触れなのかも知れません。要警戒です。

非常に薄くて分かりにくいのですが、形状を見ると「竜巻形(たつまきがた)地震雲」に近いのかも知れません。ただ、それほど心配する必要はない雲だと思います。

モコモコさん(千葉県)……地震とは関係がない現象です。
琴音さん(兵庫県)……帯状形にも見えたのですが、おそらく気象の毛状雲だと思われます。
えつこさん(東京都)……気象の雲だと思われます。

引き続き、各地の前兆現象を注視していきます。

[このページはここまで ですっ！]

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