【地震の前兆現象】再び東北地方(宮城県)に気になる地震雲が出現~福岡県西方沖地震(M7.0)の時と同じタイプ~(5月28日)
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
再び東北地方(宮城県)に気になる地震雲が出現(5月28日)
投稿者 :たかぞさん
日 時 :2022年5月17日18時
場 所 :宮城県 大崎市
コメント:南東〜南にかけての空です。肋骨状に見えました。1枚目は南の方ににカメラを向けて、2枚目は東の方にカメラを向けて撮影しています。
同じ時間に楽天VSロッテの試合をテレビで見ていた人が「千葉の空が気持ち悪い。でも、ここも同じ感じ」と話していたので、関東も空がおかしかったのでしょうか?
昼間は職場の中が臭い(水洗トイレなのに汲み取りトイレのニオイ)、夕方は自宅の下水が臭い(強い地震の前に臭う)。
前兆現象とは言い切れませんが、4月に雪が降ったり、3月に震度6の地域だったので用心して過ごしています。
とりあえず、ガソリン満タンと現金を分散保管、USB充電ケーブル、乾電池、懐中電灯、カセットコンロとボンベはすぐに出せるところに準備ですね。
これはおっしゃっているように「肋骨状形(ろっこつじょうがた)地震雲」のように見えます。
このタイプは、雲の出現からあまり間を空けずに地震が発生することが多く、雲の出現範囲が広いほど大きな地震になると言われています。
写真からはどのくらいの大きさか分かりませんが、このタイプの地震雲は2005年に発生した福岡県西方沖地震(M7.0 震度6弱)の時にも現れていたので、注意が必要なタイプの地震雲です。
関東にも同じタイプの地震雲が出現していたとすると、5月22日に茨城県沖でM5.8 震度5弱の非常に強い地震が発生していますので、その前兆として現れた地震雲だった可能性もあります。
ただ、これから東北地方で発生する地震の前兆という可能性も十分に考えられますので、要警戒であることに間違いはありません。
※ふわふわさん(岐阜県)、ぷぅさん(愛知県)からご投稿の写真に写っている雲は、おそらく気象の雲だと思います。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
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