【地震の前兆現象】宮崎県に気になる地震雲が出現~「場所的に日向灘が心配です」~(4月10日)
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
宮崎県に非常に気になる地震雲が出現(4月10日)
投稿者 :南風さん
日 時 :2022年4月5日
場 所 :宮崎県 延岡市
コメント:今日のウエザーニュースの写真です。
地震雲みたいなの写ってませんか?
場所的に日向灘が心配です。
これはおそらく「竜巻形(たつまきがた)地震雲」だと思われます。
雲の部分を拡大してみます。
グルグルと回転しながら縦方向へと伸びていて、竜巻形地震雲の特徴と一致しています。
覚えていらっしゃる方も多いと思いますが、3日に愛知県にも同じタイプの地震雲が出現して、読者さんから写真を送っていただきました。
そして、この地震雲が出現してから4日後の4月7日に愛知で地震が発生しました。
この地震の震源は愛知県東部で規模はM4.6 最大震度4 震源の深さは10kmでした。
幸い、大きな被害が出てしまうような地震とはならずに済みましたが、このタイプの地震雲は1995年に発生した「阪神淡路大震災(M7.3)」の前にも出現していたので注意が必要です。
南風さんがおっしゃっているように、日向灘を震源とする地震の前兆として現れたのかも知れません。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
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