【地震の前兆現象】茨城県に非常に気になる地震雲が出現~「福岡県西方沖地震(M7.0)の時も現れていた」~(3月29日)
2022/03/31
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
茨城県に非常に気になる地震雲が出現(3月29日)
投稿者 :じりさん
日 時 :2022年3月28日12時
場 所 :茨城県 龍ヶ崎市
コメント:いつも不思探さん、拝見してます。本日12時半ごろ、犬の散歩に出て空を見上げたらこんな雲が。
地震雲なのでしょうか。茨城県南です。
これはおそらく「肋骨状形(ろっこつじょうがた)地震雲」だと思われます。
このタイプは、雲の出現からあまり間を空けずに地震が発生することが多く、雲の出現範囲が広いほど大きな地震になると言われています。
写真を見る限り、かなり巨大な地震雲なので相当な規模の地震が控えているのかも知れません。
そして、このタイプの地震雲は2005年に発生した福岡県西方沖地震(M7.0 震度6弱)の時にも現れていました。
昨日(28日)掲載しましたが、茨城で観測している地磁気に大きな異常が出現していますし、TEC(Total Electron Content=電離層の全電子数)においては3日連続で強烈な異常が出現していることも考えると、M7クラス以上の大地震が発生してもおかしくはない状況だと思います。
何度も繰り返しコメントしていますが、防災意識を最大レベルに高めておき、有事の際にはパニックにならずに冷静な行動をこころがけていただければと思います。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
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