【防災・備え】防災関係のお仕事をなさっている読者さんからのご投稿~空からの救助に関して~(3月16日)[No.0016]
空からの救助に関して
投稿者:リオさん
投稿日:3月13日(日)
レオさん、こんばんは。以前、空からの救助時の注意事項等何度か投稿させていただいたリオです。防災関係の仕事をしています。
ココ最近、皆さんの地震、噴火体感等が多くて心配しています。空からの救助に関して、火山の噴火に焦点をあててお話します。
参考程度に聞いてください。特に不安を煽るつもりもありませんが備えをしておいて欲しいという意味です。
仮に大規模な噴火が発生した場合、地震発生直後と違ってエアレスキュー部隊は若干動きが制限されます。
既知の方もいるかと思いますが、噴火によって発生した火山灰はジェットエンジンには非常に厄介なものです。一度吸い込むとエンジンが失火する要因ともなります。
また視程の低下により活動に支障をきたす可能性もあります。そのため、我々エアレスキュー部隊は噴火が発生している場合、上空の風向風速等を考慮しなければならず、発災直後の救助エリアが限定されてしまいます。
そのため、救助を待つ方にはそれなりの日数分の備蓄をオススメします。水、食料、火山灰を吸い込まないためのマスク等。
最後に忘れて欲しくない事を一つ。
救助は必ずあなたの元へ到達します。
その為に日々訓練しています。もしもの時にはその事を忘れずに最後まで諦めないでください。
長文、大変失礼致しました。
上空からの救助ですが、今回は火山噴火が発生した場合に焦点を当ててということですが、大地震が起きて道路が寸断され車両が通行できなくなった場合も、空から救助・支援が行われるものと思われます。
もし、首都直下型地震や南海トラフ巨大地震などが発生し、首都圏などの都市部が壊滅的な状態となった場合、救助隊や自衛隊の人員数に対して救助を必要とする人が多すぎて、救助・支援までに相当な時間がかかることが予想されます。
ですので、飲料水や非常食、お薬(持病をお持ちの場合)の備蓄は、可能な限り多めに行っておいていただければと思います。被害の大きさによっては1ヶ月分の備蓄でも十分なのかどうか分かりません。
「救助は必ずあなたの元へ到達します」
とても心強いメッセージですネっ!!
[このページはここまで ですっ!]