【地震予知・前兆現象】電波時計の受信状況～10連続成功～「10連続成功というのは観測してから初めてかもしれません」「強い地震に注意してください」～(3月16日)[No.0464]

電波時計の受信状態と地震の関係

2011年に発生した東日本大震災(M9.0)の時には、1ヶ月以上前から『電波時計が狂う現象』が起きていました。

大地震が起こる前に地殻内部で生じる電磁波が、電離層に影響して電波時計が使用している周波数帯域に干渉をし、電波の受信状態に影響を与えているものと思われます。

電波時計やテレビ、ラジオなどの電波は発信後、電離層に反射したり、吸収されるので、電離層の状態が変化をすることで、電波受信の状態も変化をするということになります。

これにより、いつもは受信できないラジオが聞けたり、テレビが見れたり、電波時計の受信が成功したりすることがあります。逆に受信状態が悪くなることもあります。

阪神淡路大震災(M7.3)や東日本大震災(M9.0)が起こる前には、FMの電波が普段は届かない遠くまで届いていました。

また、テレビやラジオにノイズが入るという現象やWiFiがつながりにくくなるといった現象も地震の前兆現象である可能性があります。

「10連続成功というのは観測してから初めてかもしれません」「強い地震に注意してください」(3月16日)

これまでは5回連続までが最高だったように記憶していますが、今回は10回連続成功したということで、TECの件もありますし、やはり※電離層の状態が今までとは大きく変化しているのかも知れません。

※電離層とは…上空80km～500kmあたりに存在する大気の層のこと。

そして先日、「電波時計の受信状況と地震の発生はどのような関係があるのか教えてください」というご投稿が届きましたので、説明させていただきます(ページトップの説明文にも追記しました)

『TECの法則』でも紹介していますように、地震が発生する前に、電離層の電子密度に異常が出現することがありますが、電波時計やテレビ、ラジオなどの電波は発信後、電離層を突き抜けたり反射したり吸収されたりするので、電離層の状態が変化をすることで、電波受信の状態も変化をするということになります。

そして、地震が起こる前に地殻内部から生じる電磁波は電離層の電子密度の変動に作用すると考えられるので、いつもは受信できないラジオが聞けたり、テレビが見れたり、電波時計の受信が成功したりすることがあります。逆に受信状態が悪くなることもあります。

阪神淡路大震災(M7.3)や東日本大震災(M9.0)が起こる前には、FMの電波が普段は届かない遠くまで届いていました。

そして、joyallzeqさんは、電波時計の受信状態と地震発生の記録・検証をずっとなさってきて、受信が連続して4回以上成功すると、その後に大きな地震が発生する傾向があることを発見なさっています。

もちろん、100％の確率で発生するわけではないですが、注意をするに越したことはないので、防災意識を高めるきっかけにしていただければと思います。

[このページはここまで ですっ！]

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