【地震予知・前兆現象】各地の地磁気に大きな異常が出現~「茨城県より千葉県に近いエリアでM6後半の地震か噴火の可能性がありそうです」~(2月7日)[No.0423]
各データについて
地磁気
地磁気とは地球の磁気のことで、時々磁場が大きく乱れること(磁場異常)があり、地磁気のグラフにも異常が現れます。
太陽から放出された荷電粒子による磁気嵐によるものと、地震を引き起こす断層由来の磁場異常があります。
東日本大震災(M9.0)が発生する10日前に、地磁気のグラフが激しく乱れていました。
「茨城県より千葉県に近いエリアでM6後半の地震か噴火の可能性がありそうです」(2月7日)
投稿者:こあらさん
投稿日:2月5日(土)
場 所:全国各地
あおぞらさんの投稿で、1/25にマイナーストーム(赤)がありましたが、その日の各地磁気です。
棒グラフは残念ながら茨城(柿岡)地磁気一点のみですが、柿岡地磁気でこのレベルなので、比較すると、北海道(女満別)地磁気の方がわずかに乱れ方が強いです。
なので、関東以上に東北・北海道は注意が必要です。
続いて今月に入ってからのもまとめて投稿します。
まずは、2/1キルナ天文台地磁気(スウェーデン)のグラフが赤以上でした。
2/3の地磁気ではまたしても北海道(女満別)地磁気が特に異常は大きいですが、茨城県(柿岡)地磁気・鹿児島県(鹿屋)地磁気・小笠原諸島(父島)地磁気、各地点全ての振れ幅が100となっています。
単発であれば、各地点周辺M6以上の地震か噴火に注意が必要だと思いますし、ひとつの大地震を広範囲で拾っているのであれば、日本海側(北)〜ユーラシア大陸の規模わかりませんが、大きな地震または噴火の前兆かもしれません。
それとは別に、千葉県(鹿野山)でも振れ幅150でしたので、こちら単独だと、M6後半(胆振地方東部地震前の前兆と同じ振れ幅)となります。
そう考えると、茨城県より千葉県に近いエリアでM6後半の地震か噴火の可能性がありそうです。
また、2/4夜の時点で最新24時間の千葉県(鹿野山)地磁気が、あまり上下には乱れてないんですが、上2つの振れ幅がまだ100でした。
なので、もし大きめの地震が発生してしまった場合は、震源地だけでなく周囲もしばらく警戒しておいた方が無難かもしれません。
参考までに、北海道胆振地方東部地震(M6.7 震度7)の恐らく前兆であろう地磁気異常を投稿します。
サイトが異なるので、精度が同じかはわかりません。
火山地震計振幅は少し気になるものだけ投稿します。
2/4の各地磁気にも異常がありました。
単発か複合か判断できませんが、鹿児島県(鹿屋)地磁気と小笠原諸島(父島)地磁気が振れ幅100、北海道(女満別)地磁気と茨城県(柿岡)地磁気が振れ幅50なので、単発であれば、鹿児島県付近>父島付近>北海道付近>茨城県付近で、前者2つはM6前後、後者2つはM5前後、複合であれば、鹿児島県と父島の鹿児島県よりでM6以上の地震、北海道と茨城県の北海道よりでM5以上の地震か噴火の可能性があります。
この冬は日本海側始め、積雪量が凄いので、雪崩にも注意し、停電になりませんように。
あおぞらさん、10代なんですね〜!とても楽しみです。社会人になると色々忙しくなるので、学生の間にたくさん検証して、色々発見してください!
いつもご報告ありがとうございます。今回はかなり大きな異常(振れ幅100nT)が各地で現れています。
特に千葉の地磁気は振れ幅が150nTとなっており、こあらさんが参考ということで挙げてくれた胆振東部地震(M6.7 震度7)の時と同レベルの振れ幅となっています。
東京で観測していただいている大気中のラドン濃度の変動においても、M7クラス以上の地震が発生する可能性が高まっています。
関東では、この1週間で内陸および周辺海域で地震が急増している状況ですので、関東にお住まいの方も防災意識を最大レベルに高めておいていただきたいと思います。
そして、4日のグラフでは鹿児島の地磁気の振れ幅が一番大きくなっており、TECのグラフにおいて西日本方面に連日のように強い異常が現れていることもありますので、やはり、九州~沖縄方面は最も警戒すべきエリアだと思います。
そして、あおぞらさんからも気になるご投稿が届いています。
「またK indexに強い異常が出ました」
投稿者:あおぞらさん
投稿日:2月5日(土)
場 所:茨城
レオさん、こんにちは。あおぞらです。K indexですが、1月末の地震前兆に対応する地震は大規模なものは発生していません。
少しお断りしますと、観測地に近い千葉県東方沖の群発地震をはじめとする、関東の不穏な地震群と関連があるかは現時点では不明です。また、南米であったM6の地震との関連も不明です。
これらは、今あるデータだけではすぐに判断できませんので、今後データを集めて判断しないといけないかなと思っています。
このため、前述の2つが対応する地震かは「現時点で不明」とさせてください…大変申し訳ありません。
そして、またK indexに強い異常が出ました。今回は昨年11月上旬に、にゃんころりんさんとKさんからあったご報告に準ずるレベルです。
今回は、Minorstorm2本とActive9本立ってます。これが収束すればまたご報告差し上げます。
今回は、joyallzeqさんが観測なさってるラドン濃度が激しい動きを見せていますし、こむぎさんが報告なさっているTEC値もかなり頻繁に一部が赤くなっています。
関東の不穏な地震群や日向灘の断続的な地震もあるので、ちょっと今回は私もK indexをこれまで以上に気をつけて見てみます。
何も起こらないことを切に願います。
いつもご報告ありがとうございます。
1週間前のご投稿(1月30日)で、K indexグラフに動きが出てきたということで「2月5日頃にかけて、日本全国でM5以上、最大震度5弱以上の地震」と予測なさっていましたが、該当するような地震は現時点(7日16時)で発生していません。
もちろん、地震が発生しないことは良いことなので全然気になさる必要はないですよっっ!!
過去のデータから、地震の発生確率が高まっている可能性があったのは間違いありませんし、前回の件もこれからの検証に活かしていけると思います。
「高い状態が続いたK indexの数値が小さくなると地震発生はかなり近い。早いとその日、遅くても1週間程度」
もしかしたら、異変が収束してから地震発生までの期間が短すぎるという可能性もありそうです。
と、思ったのですが……、以前は記載していた地磁気異常と地震発生のデータを再確認してみたら、異常の出現から数日~1週間ほどで地震が発生していることが多いようです。
(2019年)
・2月14日(振れ幅50nT) → 2月21日に北海道胆振地方で強い地震(M5.7 最大震度6弱)が発生。
・2月28日(振れ幅100nT) → 3月2日に北海道根室半島沖で大きな地震(M6.2)が発生。
・3月28日(振れ幅50nT) → 4月3日に北海道浦河沖で地震(M4.3)が発生。
・4月1日(振れ幅50nT) → 4月8日に北海道浦河沖で地震(M4.2)が発生。
・4月23日(振れ幅100nT)→4月27日に北海道十勝地方で強い地震(M5.7)が発生。
・5月28日(振れ幅100nT)→6月4日に父島近海で大きな地震(M6.1)が発生。
・7月10日(振れ幅50nT)→7月13日に奄美渡島沖で強い地震(M5.9)が発生。
・11月23日(振れ幅50nT)→11月29日に三陸沖で強い地震(M5.5)が発生。
・12月9日、10日(振れ幅100nT)→12月12日に伊豆沖で強い地震(M5.9)が発生。
・12月18日(振れ幅50nT)→12月19日に青森県東方沖で強い地震(M5.5)が発生。
(2020年)
・1月5日(振れ幅50nT)→1月12日に根室半島沖で地震(M4.7)が発生。
・2月6日(振れ幅100nT)→2月13日に択捉島沖で大規模な地震(M7.0)が発生。
・4月20日(振れ幅100nT)→4月24日に青森県東方沖で強い地震(M5.0)が発生。
・5月20日(振れ幅100nT)→6月1日に茨城県北部で強い地震(M5.3)が発生。
・8月31日(振れ幅100nT)→9月3日に父島近海で強い地震(M5.5)、9月4日に福島県沖で強い地震(M5.0)、福井県で強い地震(M5.0 震度5弱)が発生。
K index値の高どまり状態からの収束と地磁気が大きく振れた時とでは違うのかも知れませんが…
そして、今回の地磁気ですが、マイナーストームが2本、アクティブレベルが9本となっており、かなり強い異常が現れたと言えそうです。
あおぞらさんの仮説では、異常が収束してから地震が発生するということなので、今後の動きに注目です。
いずれにしても、先に掲載したこあらさんからのご投稿にもあるように、各地の地磁気で大きな異常が現れていますので、M6以上の大きな地震が発生する確率が高まっているのは間違いなさそうです。
[このページはここまで ですっ!]