【地震予知・前兆現象】ラドン数値の変動～「だんだん変動速度がはやくなってきました」「強い揺れがあるかもしれません。十分注意してください」～(1月20日)[No.0414]

大気中のラドン濃度の変動と地震の関係

「ラドン」は、無色で無味無臭の気体。原子番号は86。元素記号はRn。

地震が起こる前には地殻内部に圧力がかかり、部分的に地殻の破壊が起こりますが、その際に地殻内部に閉じ込められていた「ラドン」が大気中に放出されます。

阪神淡路大震災(M7.3)発生前、そして東日本大震災(M9.0)発生前に大気中のラドン濃度に大きな変動が出現していました。

必ずしも地震が起こる前に大気中のラドン濃度が上昇するわけではありませんが、ラドン濃度に変化が起きたら地震に要注意と考えて良いです。

「だんだん変動速度がはやくなってきました」「強い揺れがあるかもしれません。十分注意してください」(1月20日)

前回のご報告(16日)では、「変動速度がゆっくりとしている」ということで、地震の発生はまだ先になるものと推測していましたが、最新のデータでは、「27時間に7の変動量」にまで変動速度が速くなっているということで、地震の発生が近くなっているということだと思われます。そして、16日の段階でラドン数値が「38」まで上昇しているので、過去の地震発生事例からM6超えの大きな地震が発生する確率がかなり高まっていると言えるのですが、今度はわずか3日間で「26」まで急落をしているということで、数値の上昇・下降ともに変動が速く、TECにも強烈な異常が現れていますから、日本全国どこにいても防災意識を高めて、大きな地震の発生に警戒をしておいていただきたいと思います。

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