【地震予知・前兆現象】「強震モニタ」~福岡県と大分県の県境付近に強いシグナル~「数年前に阿蘇山で噴火する前にシグナル出た場所」~(12月9日)[No.0395]
各データについて
強震モニタ
強震モニタとは、防災科学研究所が日本全国に設置している地震計で観測したデータをリアルタイムで配信しているWebサービスのことです。
地表面(Surface)での振動と地中内部(Borehole)での振動をシグナルとして表示しています。
赤色のシグナルが最も強く、表示可能上限を超えている振動が発生している可能性も考えられるので、赤いシグナルが出現したら要警戒です。
また、地表面のシグナルは生活ノイズ(車や電車の走行、工場の振動、工事など)を拾っている場合もあるので、地震の前兆として発生することがある微振動などを確認するためには地中のシグナルを重点的に観察した方が良いと思われます。
福岡県と大分県の県境付近に強いシグナルが出現(12月9日)
投稿者 :こあらさん
投稿日 :2021年12月7日
場 所 :阿蘇山近く
コメント:12/6の強震モニタ地中最大変位にて、福岡県と大分県の県境付近でオレンジ〜赤シグナルに何度か色が変わりました。
数年前に阿蘇山で噴火する前にシグナル出た場所はこのあたりだった気がします。
実際にシグナルが出て噴火した場合としてない場合とあったので、今回がどちらのパターンかはわかりませんが、念のためお知らせします。
またいつものサイトで、阿蘇山の地震計振幅と、傾斜計を一緒に送ります。
地震計振幅だと噴火の前兆あまりなさそうなんですが、傾斜計は11/30か12/1ごろから少し動きがあるので、これが前兆にあたるかどうかはわかりません。
とりあえず周辺にお住まいの方はご注意ください。
あと気になったのが、伊豆大島の地震計振幅で、12/6〜7に振幅が多かったです。
11/29に霧島山の地震計振幅を投稿しましたが、その後一度落ち着き、12/5〜6に前ほどではありませんがまた少し変化があったみたいです。
大分と福岡の県境に強いシグナル(赤色)が確認できます。以前に阿蘇山が噴火をする前にシグナルが現れた場所と同じという点が非常に気がかりです。
現在、阿蘇山は噴火警戒レベル「2」となっていますが、10月には火砕流を伴う大きな噴火が発生していますし、11月30日以降、阿蘇山の傾斜計に異変が現れているので、近いうちに再び噴火が起こるのかも知れません。
それから、伊豆大島の地震計ですが、現在、伊豆大島近海で地震が相次いで発生しており、その影響で地震計に大きな振幅が現れているものと思われます。
伊豆大島では35年前に大噴火が起きていて、大体、30年周期くらいで噴火が起こるとみられているので、今はいつ噴火が起きてもおかしくはない時期に入っていると思われます。
気象庁によると、現在起きている群発地震が伊豆大島噴火の前兆を示すデータはないということなので、即、噴火が起こるわけではないとは思いますが、周期的にはいつ噴火が発生してもおかしくはないので、伊豆大島にお住まいの方は地震だけでなく、火山活動にも注意をしていただければと思います
引き続き、各データを注視していきます。
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