【命の旅立ち】天涯比隣(てんがいひりん)~「近くて遠いのでしょうね」~(10月13日)
天涯比隣(てんがいひりん)
投稿者:タロウさん
投稿日:9月27日(月)
2年前に愛犬を亡くした時のことです。彼の四十九日をお寺で行っている時、お経をあげるお坊さんの足近くに、あの仔がこちらを向いて座っているのが見えました。
四十九日だったこともあり、「あぁこのまま逝ってしまうのかなぁ」と思って涙が流れた時、彼は立ち上がり出入り口のところまで来て、くるっと振り返りました。
そして、もう帰ろう!?とばかりに、こちらに顔を向けたのです。
それまで泣いていた私でしたが、思わず「この場はあなたのためにやっているのに」と笑ってしまいました。
あれは私が本当に見たことなのか、思い込みだったのか…その後も彼の姿が見えればこんなに嬉しいことはないのですが、夢ですら、そうそう現れてはくれません。
彼岸と此岸。天涯比隣とは言いますが、やはり近くて遠いのでしょうね。
『馬の耳に念仏』ならぬ『犬の耳に念仏』……(笑)
というのは冗談で、きっとタロウさんのワンコは自分が亡くなったことに気が付いていなかったのかも知れませんネ~
人でも突然の事故などで亡くなった場合、しばらくは自分が死んだことに気が付かないケースもあるようです。
その後は姿が見えないということなので、ワンコは無事にあちらへと旅立ったのだと思いますが、時々で良いから夢でも良いから会いたいというお気持ちはとても良くわかります。
あの世とこの世は、近い時もあれば遠い時もある……というのが現実なのだと思います。
彼岸に最も近づくとされていますので、旅立ったワンコに向かって「会いたいっ!」と強く念じると、会いに来てくれるかも知れませんネっ!
[このページはここまで ですっ!]