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【命の旅立ち】律儀な父~「想像して楽しんでます」~(9月14日)

律儀な父

銀行通帳の写真

投稿者:さらさん
投稿日:9月6日(月)

レオさん、こんばんは。大切な人との別れは本当につらいものですよね。私も、9年前に大好きな母を亡くした時は、ふっとした瞬間に思い出してしまいなかなか立ち直れずにいました。

私の不思議な体験ではないのですが、母が亡くなって数年後、後を追うように父が亡くなった時の話です。

父は癌を患い、手術したものの手遅れの状態でした。もって半年、と言われましたがそれから1年以上生きてくれました。

本当に迷惑ばかりかけた甘えん坊の末っ子の私で、きっと今も心配しながら空から見ていることでしょう。

お通夜の時に私のいとこが、「おじさんって亡くなったの何時頃?」と。

「たしか、もう夜が明けそうな感じだったから3時半とか4時くらいだったと思う」と伝えると、「あー、あれはおじさんだったんだー。寝てたら気配で目が覚めて、なんか枕元に誰かいてさー、でも全然怖くなくて。誰だろう誰だろうって思ってたんだよね。そっか挨拶に来てくれたんだ、おじさん」

そしてお葬式の時、生前お世話になった父の友人と話していたら、その友人の方が「夜寝とったらなー、お父さんが会いにきたんやわ。入院してるって聞いてたから、おー、退院したんか、そんなとこで何しとるんや?って。でもなんも喋らず、すーっといなくなって。よく考えたら夜中やしおかしいなぁ、と思ったんやけど。お父さん、挨拶に来てくれたわ」

父はとても律儀で、自分に何かあった時に私たち子供が困らないよう、体がしんどいだろうに、銀行関係や荷物、全部きれいに片付けていました。

子供たちに負担をかけないよう、身の回りを自分で整理していました。そんな律儀な父ですから、挨拶せずにいなくなのは失礼だと思ったのでしょう。お世話になった人に挨拶してまわっていたのでしょうね。

残念ながら、父も母も私には会いに来てくれないのか、私が鈍感なのか笑

なんの病の苦しみもなく、2人で静かに過ごしているのかなぁ、それとも生前と同じように漫才みたいなケンカしてるのかな?とか、想像して楽しんでます。

思い出して泣くことも、思い出して笑うことも供養だと思います。心のままに。レオさんもゆっくりお別れをすればいいと思います。ご冥福をお祈りします。

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温かいお言葉ありがとうございます。素敵なお父様だと思います。

ちゃんと片付けてからあの世へと旅立つというのは中々出来ない事だと思いますし、ある意味、理想的な旅立ちだとも思います。

ここ数年で「終活」という言葉が世間に浸透したように思います。

いつになるのかは神のみぞ知るところですが、人は必ず100%の確率であの世へと旅立つわけですから、老いてから終活をするのではなく、若いうちから行っておくべき事なのかも知れません。

そして、亡くなってから親戚や知人に挨拶回りをしていたというのも、お父様が律義なご性格だったことが良く分かります。

さらさんの前に現れなかったというのは、おそらく、さらさんとはお別れではなく、ずっと見守っていくからお別れを告げる必要がなかったということではないでしょうか。

きっと今この瞬間も、お父様とお母様はさらさんのことをあちらの世界から見ていてくれていると思いますよっ!!

 

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