【怪談祭り2021】みなさんからの投稿~心霊スポット巡り~お盆休みの出来事~(8月11日)[No.036]
心霊スポット巡り
投稿者:まさokiさん
投稿日:8月11日(水)
こんにちは、あれは私が21歳のお盆休みの出来事でした。
沖縄から短期契約の仕事で愛知県に住んでいるときに、お盆休みに友人5人で心霊スポット巡りをしようと盛りあがり、地元の子がピックアップした〇〇寺の奥の院(首無し地蔵を見つける)と、旧伊瀬〇トンネルと、名前は分からないが3つの川が合流する場所(昔子供がおぼれて亡くなった場所)に行くことになりました。
午後11時頃、〇〇寺に到着して奥の院に向け歩いていると、『シャン、シャン…』と、イメージでは錫杖(しゃくじょう)の音が聞こえ始め、奥の院に近づくと蛍が先導をしてくれ、階段のような山道を登って5分から10分ほどで頂上に着くと、右の建物、左の建物、目の前には溜池のようなものがあり、とりあえず一つずつ見て回ろうと建物に近づくと、友人が涙目で「戻ろう…」と言い。
別の友人は「悪寒が止まらない」と訴えてきて、蛍はずっと近くで飛んでいるし気味が悪くなってきたので、車に戻ることになりました。
車に戻ると室内灯が全部点灯していて、友人が悪ふざけしてると思ったので、「ハイハイ(笑)」みたいな感じであしらっていると、車の所有者は「降りるときには室内灯は絶対に消えていた!」と言って言いました(誰一人信じていませんでした)。
次は3つの川が合流する場所に行くこととなり、中止にするか続行するか車で移動中に話し合いになったのですが、若いというのは無謀で次に進むことになりました。
川の近くの駐車場に車を止めて、今度はみんなで室内灯が消えていることを確認し歩いていると、猫が1匹寄ってきて私たちの後ろをずっとついてきました。
川の土手についた時に、私含め3人が白いモヤのようなもの立っているように見えたのですが、気づいていないフリをして歩いていると、いつの間にか猫が5~6匹くらいに増えていました。
気にしないで川岸を歩いていると、1人が川に落ちそうになって、近くの友人が受け止めたので大事には至らなかったのですが、なんだか嫌な予感がしてきて車に戻ることになりました。
車に戻る途中、猫が10匹近くに増えていて駐車場に近づくと猫は走り去って行きました。
すると今度は、室内灯とヘッドライトがすべて点灯していて、何かまずいことになってるような気がしたので、近くのコンビニに移動して塩とビニールを買って、駐車場でビニールに塩を入れて人数分のお守り代わりを作っていると、1人の友人が「俺はユタに作ってもらったものがあるから必要ない」と言いました。
私が「まさか憑きやすいの?」と聞いたら、「昔から心霊現象に悩まされていたから沖縄(地元)でユタに作ってもらって、肌身離さず持ち歩きなさいと言われていたからずっと持っている」と。
「もしかして、奥の院に行く途中で錫杖みたいな音聞いた?」と確認したら、「シャン、シャンて聞こえていたよ」と言っていました。
それから頂上に着いたときの話になり、私は「右の建物は女性だけ、左の建物は男性だけ、真ん中には溜池が…」と言ったら、ほかの4人が「はぁ?池なんてなかったし、右と左の建物にそんな細かいものなかったよ」と。
私は何を見たのか見せられたのか不思議な気分でした。そして「土手では?」と聞くと、1人は「人が見えた」といい、1人は変な雲。私は白いモヤ。共通しているのは見た場所が同じだったことでした。
その日は不思議な体験がいろいろ起きて、旧伊瀬〇トンネルはキャンセルになり、自宅に帰ることになりました。
連休明けの仕事の日、車を出してくれた友人が家に帰り着いたら、玄関先で母親がいきなり出てきて「何処に行った。お前の車に霊が憑いてきている。今すぐ塩をまいてこい!」とすごい剣幕で言われたそうで、言われた通りに車に塩をまいたら、車から白いモヤが出て行ったそうです。
この話はここまでです。翌年のリベンジの話は機会がありましたら投稿します。
[この怪談は…ここまで……です…]