【不思議体験記】みなさんからの投稿～東日本大震災の時に見た不思議な夢～(4月16日)[No.0316]
東日本大震災の時に見た不思議な夢
投稿者：きなこさん
投稿日：4月12日(月)
レオさんはじめまして。いつも興味深く拝見させて頂いてます。10年前の震災の時の不思議な夢の話しをしたいと思います。
私は今現在仙台市在住ですが、実家は石巻市牡鹿半島でした。
よく昔から予知夢やデジャヴを見ることがあり、3.11の震災より前の10年ぐらい前から、向かいの島まで歩いて行けるほど波が引いた浜辺で姉達と潮干狩りをしてる夢を何度も見ていました。
周りには誰も居なくて私達だけで、「何だか不気味だね。津波来ない?」と言いながら周りを気にしてる様子でいつも目が覚めました。
父に「また変な夢を見た」と言うと、「津波が来る。でもこの堤防を越える津波は来ないから大丈夫だ。」と言って笑っていました。
チリ津波を経験した父から「波が引いて魚が跳ねてて凄かったんだ。」とお決まりの長話しをよく聞かされてました。その父も震災の前の年に他界しました。
地震が来る数ヶ月前、今度は誰かの水死体が上がったと連絡があり、家族皆で実家に行く夢を見ました。
いつもなら車で２時間ぐらいなのにたどり着くまで凄く時間がかかり、なぜだか途中で車から降りてやっとの思いで実家のある浜辺に辿り着きました。
恐る恐る小舟の中を覗き込むと母でした。でも「これは夢だよね?夢の中で私はこれは夢なんだ」と思ってると目が覚めました。
凄く嫌な夢を見ちゃったなーと思っていたのですが、その後数ヶ月が過ぎ仕事をしていても何だかソワソワハラハラ動悸が酷く、更年期にしては早い年齢だし、おかしい。どうしちゃったんだろうと思っていたのですが、3.11地震の2日前の地震が来て直後これは胸騒ぎだったのかと確信しました。
すぐさま母に安否確認の電話をし、「今度地震が来たら津波が来るから絶対高台にあるお墓に逃げて、いつも避難所にしてる公民館じゃ間に合わないから」と。
なぜなら公民館まで行く道のりは川沿いにあり、橋を渡ったらダメだと直感で思いました。
母は7メートルの津波から逃れ、今は私達姉妹が暮らす仙台市に移り住み元気に暮しています。
あの時公民館の方に逃げていたら……、夢が現実にならずに回避できて良かったと思います。
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