【怪談祭り2020】みなさんからの投稿～お盆の出来事～(8月15日)[No.046]

お盆の出来事

投稿者：らぢおさん
投稿日：8月13日(木)

日本が漫才ブ－ム真っ只中のあるお盆の出来事。

その日、妹たちは親戚の家に泊まりに行き留守。家には両親と私だけ。

早めに寝ていると、遠くからブ－メランの風を切るような音が近づいて来る。

「うわっ、また来る」そう思った私は目を固く閉じた。この音が聞こえると必ず金縛りにあうからだ。

ほどなく金縛りに。

とにかくご対面は避けたいので、しっかり目を固く閉じ時が過ぎるのを待った。

しばらく時間が過ぎたような気がした。まだ体は動かない。薄っすらと目を開けて見ると隣りの部屋からは明かりが漏れ、両親はテレビを見ている音がする。

気が付くと寝ている頭の所から白いものが見える。

そのまま目を上にすると髪の毛を垂らした女の人（髪が長いからそう思った）がのぞきこんでいた。目は銀河鉄道999に出てくる車掌さんみたい（黒くて墨でたたいたみたいな）だけどしっかり目が合っている。

あまりの事に起きようとするけど体が動かない。「お父さん－－－－－！お母さん------！」力込めて叫んでるけど漫才見て大爆笑中。全く聞こえていない様子。

「もう、早くどっか行って！」「私は気が付いてませんよーーー！」とか思ってるうちに眠っちゃったみたい。

数年後、その話を霊能者の方に話したら、通り過ぎの霊でたまたま来ちゃったみたいです。

[この怪談は…ここまで……です…]

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