【怪談祭り2020】みなさんからの投稿~カラオケ屋でアルバイトをしていた頃の話~(8月7日)[No.017]
カラオケ屋でアルバイトをしていた頃の話
投稿者:ペンペン子さん
投稿日:8月5日(水)
今から十数年前に私がカラオケ屋でアルバイトをしていた頃の話です。
そのカラオケ屋のある部屋には昔、盛り塩がしてあって、「きっと何かいるんだよね…」とアルバイトの間で噂がありました。
ある時、バイト仲間の中で霊感がある子と話していたら、「今、この辺りにいる。あんまり良い感じがしないから、この場所から移動しよう」と言われた事がありました。
私は、霊感など何も感じないので、「本当にいるのかな〜」と半信半疑でした。
しかし、ある早番の日…
基本的に早番は2人体制となっていて、私は店の鍵を開け、銀行に売上金の入金等をする係でした。
銀行に行く前に、お手洗いに入りました。すると、ドアの外を『コツ、コツ、コツ…』とヒールで歩く音が聞こえたので、もう一人の早番の子が来たのだと思い、そのまま銀行に行きました。
とkろが、銀行から戻るとまだ誰も来ていませんでした。私は「あれ?コンビニでも行ったのかな?」と思っていたら、少しすると、もう一人の子が「おはようございます!」と事務所に入って来ました。
私は「あれ?今来た所?さっきトイレの前を通らなかった?」と聞きました。
その子は「え〜?今来た所だよ」と言いました。
私は、確かにコツコツとヒールで歩く音を聞きました。しかも、かなり明瞭な音でした。
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[この怪談は…ここまで……です…]