【地震の前兆現象】みなさんからの投稿~静岡県上空に気になる地震雲が出現~(6月4日更新)[No.0073]
2020/06/04
地震雲が発生する仕組み
地震は地殻の変動によって発生しますが、揺れが発生する前には地殻の内部で摩擦や圧縮が起きて、地殻に含まれる石英(別名:水晶、クリスタル)に圧力が加わって電気が生じます。
この電気エネルギーが電磁波となって地上へ伝わります。そして電磁波というのは雲を形成するので、それが様々な形の地震雲となって上空に現れるという説が最も有力です。
また電磁波は磁界にも影響するので、磁界を感じ取れると言われている動物(イルカやクジラなど)が座礁する要因の一つといわれています。
地震雲が出現したりクジラが座礁したからといって、100%の確率ですぐに地震が起こるというわけではありませんが、地殻内部で何らかの異常が発生しているという予測はできます。
地震雲の種類についてはこちらをご覧ください。
静岡県上空に気になる地震雲が出現(6月2日)
投稿者 :通りすがりのななしさん
日 時 :2020年5月30日19時
場 所 :静岡県 浜松市
コメント:車の中からの撮影でうまく撮れませんでしたが、変わった雲だと思って撮影しましたが、ここで地震雲だと知り投稿しました。
※現在、地震雲の写真の鑑定はお休みさせて頂いていますが、送って頂いた写真は拝見し、気になる地震雲については掲載をさせて頂きます。
これは「波紋形(はもんがた)地震雲」だと思われます。等間隔に波紋が空全体に広がっており、波紋が崩れている様子もありません。
このタイプの地震雲は、2004年に発生した「新潟中越地震(M6.8)」の時にも発生していました。
そして、この地震雲が出現した翌日(5月31日)に、地震雲が現れた静岡西部で小規模な地震が発生しました。
この地震の震源は静岡県西部で規模はM2.8 震源の深さは30kmでした。
この地震で解消されていれば良いのですが、こちらのページ 【地震の前兆現象】みなさんからの投稿~愛知県上空に気になる地震雲が出現~(5月30日) に掲載していますように、静岡のお隣、愛知でも非常に気がかりな地震雲が出現していますので、やはり2週間ほどは大きい規模の地震発生に備え、防災意識をいつも以上に高めておいて頂きたいと思います。
引き続き、全国各地の前兆現象を注視していきます。
「鳥取県西部地震(M7.3)」の時にその雲をみました(6月4日) NEW!
投稿者:埼玉県さん
投稿日:6月3日(水)
2000年10月6日 6強 M7.3 鳥取県西部(鳥取県西部地震)の時にその雲をみました。
その日は小学校に用事があり校舎の3階から、もしかして地震雲かなと眺めていました。夕方だったので丁度画像のような色合いでした。
当日か次の日に起こったかは忘れてしまいましたが、埼玉北部で見たのに鳥取で地震が起きて不思議に思いました。
他にも夜に起こった新潟中越地震当日の夕方には亀の甲羅のような雲が空一面に広がっていました。埼玉北部は震源から離れていても震度5で結構揺れました。
地震雲が出た地域以外も警戒したほうがいいと思います。
震源からどのくらい離れた場所まで地震雲が出現するのかについては諸説あるようですが、基本的には地震雲が現れた周辺エリアが対象であると見てよいと思います。
ただ、鳥取西部地震のようにM7を超える巨大地震になると、地殻内部から発せられる電磁波も強烈となり、それがかなり離れた場所まで到達して地震雲を形成することはあり得るのかも知れません。
その場合は、広範囲で地震雲が出現するはずです。
ですので、全国各地で地震雲がほぼ同時に出現するようなことがあったら、巨大地震の前兆であると受け止めて、防災意識を最大限に高めるきっかけとすることがベストだと思います。
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