【地震情報】北海道で震度5弱の地震が発生~M4.4の規模で震度5以上の激しい揺れとなった理由~(12月12日)
北海道で震度5弱の地震が発生(12月12日)
本日(12日)未明に、北海道で震度5弱の揺れを観測する地震が発生しました。
この地震の震源は北海道 宗谷地方北部で規模はM4.4 震源の深さはごく浅い場所でした。
この地震によって、震源地の豊富町で震度5弱の強い揺れが観測されています。
M4.4という中規模の地震でありながら、震度5以上の激しい揺れとなった理由は、震源の深さが地表に近い場所だったためです。
M4前半の規模で震度5以上になるケースはほとんどありませんが、今回の地震のように、内陸を震源とする地震で震源が浅い場合は激しい揺れとなることもあります。
逆に、M5以上の大きな規模の地震が内陸で起きても、震源が深い場所であれば震度4以下で済むことが多いです。
地震の規模はもちろん重要なのですが、被害が生じる地震・生じない地震ということを考える上では震源の深さも非常に重要です。
日本では、M4クラスの地震は日常的に起こっており、そのほとんど全てが震度4以下なのであまり心配はいらないのですが、今回のようなケースもあり得るということは覚えておいて頂きたいと思います。
地震大国の日本で暮らす以上は、「水や食料の備蓄」「非常持出袋の備え」「タンスなど家具の固定」「避難経路の確認」などは万全な状態にしておき、大きな揺れに遭遇したら焦らず慌てず落ち着いて行動をとることが大切です。
引き続き、全国各地の地震活動を注視していきます。
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