【気になる情報】瀬戸内海で地震が立て続けに発生~M8以上の大地震を引き起こすとされる巨大断層「中央構造線」が動き出す前兆か~(12月4日更新)[No.0053]
2019/12/04
目次
中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん)とは?
おそらく一度は「中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん)」という名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ザックリ説明すると、中央構造線とは関東から九州まで続く、長大な断層帯のことです。日本最大の断層で、活断層である区間が多数存在しているので要注意断層の一つとされています。
宇宙から日本を見ると、中央構造線がハッキリと見えるくらいに巨大です。
断層というのは、地殻(岩盤)に圧力が加わった結果、破壊されてズレてしまっている状態のことですが、中央構造線は「遥か昔に日本列島が誕生したときの名残り」のようなものです。
日本列島というのは、上半分(内帯)と下半分(外帯)が合体して誕生しました。その境目が中央構造線というわけです。
半分以上の区間で地震を起こすリスク~M8以上の巨大地震となる可能性~
政府の地震調査研究推進本部は四国にある国内最大の活断層「中央構造線」について、今後30年以内に大地震を起こす可能性が高い部類に入ると発表しました。
政府はこれまでに全国の110の活断層について地震の発生確率を発表してきましたが、短い活断層や地下に潜む断層などが動く場合なども想定し、発生確率の見直しを行っています。
その結果、全長約440キロにのぼる国内最大の活断層「中央構造線」について半分以上の区間で地震を起こすリスクが高く、最大でM8以上の巨大地震を起こす可能性があることがわかりました。
この中央構造線には活断層がいくつも存在していて、その一つが動いただけでもM8クラスの大地震が起きると想定されています。
もし、中央構造線でM8クラスの巨大地震が発生すれば、震度7の激しい揺れが四国や中国地方の広範囲を襲うことが考えられるので、家屋やビルなどの建物に及ぶダメージは相当なものになると思われます。
政府の地震本部によると、「今後30年以内に」とのことですが、巨大地震の発生は明日かも知れないし、5年後10年後かも知れないので、周辺地域にお住まいの方は発生確率の高低に関わらず、最悪なケースを想定しながら地震への備えを行うことが大切です。
そして、もし中央構造線で複数の活断層が同時に動いた場合には、M9クラスの超巨大地震になると言われています。
瀬戸内海で地震が立て続けに発生(11月10日)
中央構造線沿いに位置する「瀬戸内海」で地震が立て続けに発生しています。
まずは、11月8日の地震です。
この地震の震源は瀬戸内海中部で規模はM3.1 震源の深さは10kmでした。
この地震から約50分後にも、同じ場所でM3.1の地震が発生しました。
そして、11月10日の地震です。
この地震の震源は播磨灘で規模はM3.1 震源の深さは10kmでした。
この地震から約1時間後にも、この震源からすぐ近くでM3.3の地震が発生しています。
これらの地震の震源は、中央構造線から北に20~30kmほどの場所となっています。
近日中に中央構造線で大地震が起こるとは言い切れませんが、非常に不気味な地震が続いていることは間違いありません。
念のため、中央構造線が通っている九州東部、四国、中国地方、関西にお住まいの方は地震の備えを万全にして、防災意識をしっかりと高めておいて頂きたいと思います。
九州の「中央構造線」上で地震が発生(11月14日)
11月8日と10日に瀬戸内海の「中央構造線」沿いで地震が立て続けに発生し、12日には大阪の「中央構造線」上で地震が発生しましたが、今度は九州の「中央構造線」上で地震が発生しました。
この地震の震源は大分県南部で規模はM3.3 震源の深さは70kmでした。
12日に発生した大阪の地震(M3.1)と同様に、中央構造線が震源となっています。
わずか4日間の間に、中央構造線付近で有感地震が6度も発生していることになります。奇妙なことに、いずれの地震もM3前半という規模になっています。
これらの地震は、やはり中央構造線が動き出す前兆のような気がしてなりません。
もしくは、南海トラフが動くのかも知れません。海溝型大地震が起こる前兆として、内陸での地震が増加する傾向があります。
ただ、やはり注目すべきは中央構造線だと思います。
今後も中央構造線沿いでの地震が続き、規模も大きくなっていくようでしたら、最大レベルの警戒態勢を取った方が良いと思います。
再び「中央構造線」沿いで地震が発生(11月26日)
再び、中央構造線沿いで地震が発生しています。
この地震の震源は瀬戸内海中部で規模はM3.8 震源の深さは10kmでした。
2週間ほど前に、中央構造線上やその付近で地震が相次いで発生していますが、今回の地震はその中でも一番大きな規模となっています。
また、こちらのページ 【気になる情報】みなさんからの投稿~空一面を覆うカラスが大移動「今までの経験上あんな大群は見たことがない」~(11月25日) に掲載しているように、この震源からすぐ近くの広島で、カラスの大群が大移動をしています。
やはり、中央構造線が動き出す前兆なのかも知れません。
もし、今後も地震の規模が上昇し、頻繁に地震が起こるようになったら危険な兆候だと思います。
最大の警戒を~「中央構造線」沿いで地震が立て続けに発生~(11月26日更新2回目)
本日2回目の更新です。瀬戸内海で地震が立て続けに発生しています。
この地震の震源は瀬戸内海中部で規模はM4.5 震源の深さは10kmでした。
この地震から5分後にもM3.1の地震が発生しています。
この状況は非常に危険だと思います。中央構造線が動き出すのかも知れません。
念のため、中央構造線沿いにお住まいの方(特に四国や中国地方)は、「水や食料の備蓄」「非常持出袋の備え」「タンスなど家具の固定」「避難経路の確認」などを今一度チェックして頂き、強い地震への警戒レベルを最大限に上げておいて頂きたいと思います。
今度は「中央構造線」上で地震が発生(11月26日更新3回目)
本日3回目の更新です。今度は中央構造線上で地震が発生しました。
この地震の震源は和歌山県北部で規模はM2.2 震源の深さは10kmでした。
地震の規模は小さいですが、この場所は中央構造線上です。
本日早朝に起きた地震からわずか8時間ほどの間に、4回もの地震が中央構造線および付近で起きていることになります。
やはりかなり危険な状況だと思います。
地震活動が落ち着き、無難で済むことを願うしかありません。
再び「中央構造線」上で地震が発生(12月1日)
本日(1日)早朝に、再び「中央構造線」上で地震が発生しています。
この地震の震源は伊予灘(いよなだ)で規模はM3.4 震源の深さは70kmでした。
伊予灘は九州と四国の間に位置しており、中央構造線が通っている場所です。
11月14日には九州の中央構造線上で地震が起きており、まんべんなく西日本の中央構造線(特に瀬戸内海)で地震が起きている状況です。
中央構造線およびその近辺で短期間の内にこれだけの地震が起きているということは、巨大断層である中央構造線が動き、相当な規模の地震が起こる前兆ではないかと思います。
再び瀬戸内海で立て続けに地震が発生(12月4日) NEW!
本日(4日)お昼過ぎに、再び「瀬戸内海」で地震が立て続けに発生しています。
この地震の震源は瀬戸内海中部で規模はM2.7 震源の深さは30kmでした。
そして、この地震から約20分後にもすぐ近くを震源とするM2.8の地震が発生しました。
やはり、ここ最近の瀬戸内海における地震活動はかなり異常です。
ここ3年間の地震(有感地震)の発生状況を見てみると
2016年が1回、2017年が2回、2018年も2回、そして今年2019年はここ1ヶ月間の間に7回もの地震が発生しています。
ちなみに、2015年は一度も有感地震が起きていませんでした。
この状況はやはり、中央構造線が動き出す前兆のような気がしてなりません。
引き続き、全国各地の地震活動を注視していきます。
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