【地震予知】「TECのグラフ」による地震発生予測~再び東北地方に異常が出現「前回は3日後にM5.1の強い地震が発生」~(11月8日更新)[No.0200]
2019/11/08
TEC値の法則
TEC(Total Electron Content=※電離層の全電子数)のグラフにおいて「日本列島全体が赤く表示されると、数日以内に日本のどこかでM5クラスの強い地震が発生する」という法則。
2017年にTEC値の法則を発見してから現在までのところ、地震予知の的中率は100%となっています。
※電離層とは…上空80km~500kmあたりに存在する大気の層のこと。
2018年の実績
※左側に記載されている日付がTEC値のグラフに異変が発生した日となっています。
・4月9日 → 4月13日にM5.0(北海道西方沖)の地震が発生(4日後)
・4月21日 → 4月21日にM5.1(千葉県沖)の地震が発生(約半日後)
・6月8日 → 6月12日にM5.5(大隅半島沖)とM4.9(千葉県沖)の地震が発生(4日後)
・7月1日 → 7月2日にM5.0&M4.8(青森県沖)の地震が発生(1日後)
・8月4日 → 8月8日にM5.3(三陸沖)の地震が発生(4日後)
・9月13日 → 9月14日にM4.9(茨城県)の地震が発生(1日後)
・9月22日 → 9月22日にM5.5(沖縄近海)の地震が発生(約半日後)
・10月6日 → 10月7日にM5.1(愛知県)の地震が発生(1日後)
・10月18日 → 10月21日にM4.8(宮城県沖)、22日にM4.9(福島県沖)の地震が発生(3日後と4日後)
・12月9日 → 12月10日にM5.3(三重県南東沖)の地震が発生(1日後)
・12月17日 → 12月18日にM4.8(父島近海)、M4.5(種子島)の地震が発生(1日後)
2019年の実績
・2月17日 → 2月18日にM4.9(茨城県沖)、M4.8(宮古島近海)(1日後)
・2月19日 → 2月21日にM5.7(北海道 胆振地方)(2日後)
・3月4日 → 3月7日にM4.6(宮城県沖)、M4.7(小笠原諸島沖)(3日後)、3月11日にM5.9(福島県沖)(7日後)
・4月14日 → 4月15日にM5.2(北海道 釧路沖)(1日後)
再び東北地方に異常が出現(11月7日)
投稿者 :ののさん
日 時 :2019年11月6日
場 所 :東北地方
コメント:太平洋側に真っ赤なラインが現れていました。前例でこのような現象は確認した事が無いので地震が起こるかわかりませんが、ライン状に染まっている時は近辺で地震が起こるイメージなので、注意が必要だと感じました。
東北地方、北海道、関東の太平洋側に異常が現れています。
今回の異常とは現れ方が違っていますが、前回(10月31日)は、東北地方に異常が出現してから3日後にM5.1の強い地震が福島県沖で発生しています。
今回は北海道および関東の太平洋側も真っ赤になっているので、地震が起こるとしたら関東から北海道にかけてのどこかということになるかと思います。
そして、ここ2、3日の地震活動を見てみると、TECの異常とシンクロしているかのように関東、東北、北海道で活発な状態となっています。
もしかしたら、前回のようにM5クラスの強い地震が単発ではなく、複数発生する可能性も考えておいた方が良いのかも知れません。
今回も日本列島全体が赤くなっているわけではないので、「TEC値の法則」発動ではありませんが、部分的に赤い表示が現れた場合でも、数日以内にそれなりの規模の地震が発生する確率が高いので注意が必要です。
念のため、東日本の太平洋側にお住まいの方はいつも以上に防災意識を高めて、強い地震に備えておいて頂きたいと思います。
変動成分のグラフ(11月8日) NEW!
投稿者:一味さん
投稿日:11月8日(金)
今まで他の方の投稿では、全電子数に異常が見られた場合に、後日地震が発生してきた実績がありますが、ののさんが投稿されたTEC値画像は全電子数ではなく「TEC変動成分(60分以下)」ではないですか?
※全電子数はメモリ最大30最小0、対して変動成分(60分以下)は最大0.2最小-0.6
遡って確認したところ、ののさんが投稿された10/31,11/2,11/6全てが変動成分だと思われます。
全電子数では異常がなくても、変動成分で異常が見られることはよくあることだと個人的には思っています。(グラフ化数値メモリが小さいから?)
今回のように全電子数以外での異常もTEC値の法則に当てはまるのでしょうか?レオさんの見解をお聞かせください。
全電子数のグラフとのことだったのでそのまま掲載していましたが、確認したところ、おっしゃるようにこれまでののさんからご投稿頂いたTECのグラフは「全電子数」ではなく、「変動成分」のグラフでした。
変動成分のグラフはいくつかありますが、ののさんからご投稿頂いていたのは全て「60分間にどれだけ電離層の電子数が変動したかをグラフ化したもの」のようです。
TEC値の法則に使う「全電子数」と比べて単位が100分の1となっているので、異常が現れやすいグラフとなっています。
ただ、濃い赤色表示になった時にはそれ以上が表示できないということでもあるので、もしかしたら、とてつもない変動が起きているという可能性もあります。
これまで、変動成分のグラフは特に気にしていなかったのですが、異常に対応していると思われる地震が発生していることから、最大レベルの異常(濃い赤色)の時には要注意ということなのかも知れません。
これから検証を重ねていく必要がありそうですが、100%の的中率を誇る「TEC値の法則」には及ばずとも、変動成分も地震予知に有効なデータなのかも知れませんネ~
引き続き、TEC値のグラフを注視していきます。
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