【怪談祭り2019】みなさんからの投稿～事故にまつわる心霊現象～(8月2日)[No.0013]

事故にまつわる心霊現象２つ。

ひとつめ。
私が十代のとき、夜７時ころ駅前の大きな交差点で信号待ちをしていたら、６０歳くらいの女性が私に近寄ってきて、「私ね、ここで事故にあったのよ、タクシーが突っ込んできてひかれちゃったの」

・・え、何言ってるのこの人？周りにたくさん人がいるのに誰もこちらを気にしている様子もありません。

「頭を打ったの、血がいっぱい出てね」と話が続くけれど、私はパニック状態で返事ひとつできず…というか、返事をすることすら怖かったのです。

信号が青になった途端、私は走って横断歩道を渡って逃げました。

数日後、その交差点でタクシーが事故を起こしたと新聞でみましたが、被害者の方が女性かどうかも確認していません。このころは怖がりだったので・・。

ふたつめ。
今度は割と最近のいい大人になってからの話。

山手線に乗っていたときに急に電車が止まってしまい、（いつものことですが）動き出すのを待っていたら向かいのホームが騒がしくなり、やがてそっちで人身事故があったというアナウンスがありました。

そのとき、何を思ったのか「かわいそう・・」と心が反応してしまいました。

普段は絶対に同情しないように気を付けているのですが、このときは油断しました。

しばらく電車が動かないことがわかったので、電車を降りて帰りました。

この日から、常に私の横に顔があり、常に私の左側に誰かいるのです。

男性で、４０代くらい・・その人がずっと私に「死にたくなかった、後悔している」と、言い続けていて、目が合うと嬉しそうにニヤ〜と笑うのです。

あの人身事故の人かなと思い、（もう怖がりではないので）ネットでニュースを検索して、なぜか次の日まで見つからなかったのですが、ニュースを見ると確かに亡くなったのは４０代の男性でした。

一週間ほど耐えて、ご縁があって取ってくれる人に出会えて取ってもらいました。