【気になる情報】南海トラフ巨大地震の想定震源域で起きている前兆現象「スロースリップ」~気象庁が何かの異変を掴んでいる??~(7月10日)[No.0016]
2019/07/10
南海トラフ巨大地震の想定震源域で起きている前兆現象「スロースリップ」(7月5日)
投稿者:YAMATAKEさん
投稿日:6月29日(土)
南海トラフ想定震源域であります土佐湾において、M3.4 深さ10kmの地震が発生しているということをレオさんにて取り上げられていました。
たしかに、私も長く防災サイト等を見て来ていますけれども、高知県周辺は地震の空白域ではないかと思うほど地震の発生が少なかった場所でもありました。
それが、NHKのNスぺPlusにて取り上げられていました固着域の存在にて明確になって来ました。
固着域では、プレートが動くことなく歪みを蓄積してしまうために、地震が発生しなかったようです。
これらのことから、私も南海トラフにおける最近の状況に少し脅威を抱いています。
そして、もし防災準備等に役立てることが出来ればとの思いで投稿させて頂いています。
先ほどの、NHKのNスぺPlusにて取り上げられていた南海トラフに大きな地震を発生させると言われている固着域についてですけれども、その固着域の周辺にて前兆すべりとも思えるスロースリップが2月頃から発生しているようです。
ただし、気象庁はこれらのスロースリップ現象は、過去にも観測されてきたことから「南海トラフ地震の震源域で大地震が起こる可能性は、平常時と比べて相対的に高まったとはいえない」と発表しています。
しかしながら、政府が南海トラフ沿いで異常な現象が観測された場合の防災対応の在り方を検討して、今年の5月31日に、首相が事前避難指示をするよう「防災対策推進基本計画」の修正をしたりしていますので、気象庁が何かの異変を掴んでいるように思えてなりません。
地震対策等を再考して頂ければと思っています。
南海トラフ巨大地震の想定震源域では、大地震の前兆現象である「スロースリップ現象」が数ヶ所で観測されており、南海トラフ地震を引き起こす危険性がある日向灘での地震も今年3月から急増しています。
そして、YAMATAKEさんのコメントにもあるように、ここ最近、南海トラフ巨大地震の防災関連で様々な動きがありました。
その中でも特に注目すべきは、「南海トラフ巨大地震につながる恐れがある現象を観測した場合に、住民に事前避難などを促す」という防災対策で、偶然かも知れませんが、先述した前兆現象や地震が起きてからすぐに発表されているので、もしかすると、政府の地震本部は何かをつかんでいるという可能性はあるのかも知れません。
また、時を同じくして、地球深部探査船「ちきゅう」が南海トラフで海底地盤を掘削して調査を行っていました。
偶然にしては、タイミングが色々と出来過ぎな印象です。
政府や研究機関が何かを知っていたとしても、それを公表して国民がパニックになったり、社会活動に多大な影響が出ると判断したなら、公表はされない可能性は十分にあると思います。
逆に、政府は何もつかんでいないという可能性もあると思います。
いずれにしても、ボクたちがやるべきは、日頃の備えを万全な状態にしておき、その時がやって来たらパニックにならずに冷静な行動を心がけることが大切だと思います。
東海~紀伊半島で「スロースリップ」が観測されていたと気象庁が発表(7月10日更新) NEW!
今月5日に開かれた「南海トラフ沿いに地震に関する評価検討会」で、新たに「スロースリップ(ゆっくり滑り現象)」が観測されていた事実を気象庁が明らかにしました。
そして、スロースリップが原因と見られる「深部低周波地震」も起こっていたと発表。
規模はM5以上とかなり大規模で、発生した場所は東海~紀伊半島にかけて。
そして、複数のひずみ計によって地殻変動が起きていたことも観測されていたとのことです。
現在、南海トラフ巨大地震の想定震源域でこのような状況となっていますが、気象庁は「これまでにも観測されているので、地震発生の可能性が相対的に高まったとは言えない」と発表しています。
しかし、本当に南海トラフ巨大地震発生の危険性は高まっていないのでしょうか?
スロースリップについて
「スロースリップ」とは、プレート同士の境界で起きているプレートのすべり速度が、通常よりもかなり遅い速度で滑っている現象(ゆっくりすべり)のことです。
このスロースリップという現象は、プレート境界の周辺の断層内部に生じる力を増加させ、大地震の発生につながると指摘されています。
東北大の地震研究グループによると、スロースリップは周期的に発生しており、活性化するとその周辺で規模の大きな地震が多く発生するとのことです。
あの東日本大震災(M9.0)では、地震発生の約1年ほど前から震源近くでスロースリップの活性期に入っていたということが判明しています。
気象庁の言うようにスローリップという現象自体はこれまでにも観測されていましたが、問題は「活性期」に入っているかどうか。
頻繁にスロースリップが観測されている東海地方や紀伊半島のほかにも、四国西部に位置する「豊後水道」で、昨年(2018年)秋ころから複数のひずみ計によって地殻変動が観測されており、豊後水道の南に位置する「日向灘」では今年3月頃から地震活動が急増しています。
東日本大震災の1年前から始まった活性期と同レベルかどうかは分かりませんが、スロースリップだけでなく地殻変動や地震活動も含めると、南海トラフ巨大地震の危険性は高まっているように見受けられるのです。
熊本地震の発生確率は1パーセント以下、大阪北部地震の発生確率は3パーセント以下であると見積もられていても実際には起きているという現実を見ると、いかに地震発生予測が難しいのかが分かります。
ゆえに、専門機関の発表で右往左往するのではなく、あくまで一つの指標ととらえて、地震への備えをしっかりとやっておくことが一番大切なことなのだと思います。
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