【大阪北部地震 M6.1 最大震度6弱】あれから1年~発生確率が3%以下でも起きてしまった大地震~
あれから1年~発生確率が3%以下でも起きてしまった大地震~
2018年6月18日、大阪府の北部を震源とするM6.1の大地震が発生。
大阪市、高槻市などでは震度6弱の激しい揺れとなり、倒壊したブロック塀の下敷きになってしまった児童など、6名の犠牲者が出てしまいました。
また、約5万棟の建物に被害が発生しました。
大阪北部周辺で大地震が起こる確率は3%以下であると見積もられていましたので、ある意味、想定外の大地震、ノーマークのエリアで起きた大地震だったと言えます。
しかしながら、予兆となるような地震がまったく起きていなかったとは言えないようです。
大阪北部地震発生直後に災害リスクマネージメントの専門家がこう指摘していました。
2017年の12月から今年3月にかけて、今回大地震があった地域付近で、震度1や2といった弱い地震が、頻繁に起こっていたのです。
これを偶然と捉えるか、予兆と捉えるか。私は後者と捉えています。
震度1~2程度の地震だと見過ごされやすいのですが、地震の推移を辿っていくと、やはり大地震が発生する前には予兆となる地震活動が起きていることが多いのです。
たとえ発生確率が低くても、各種の前兆現象やこれまでに見られなかった地震活動が起き始めたら大規模地震を警戒し、地震への備えを万全にしておくことはもちろんのこと、日頃から防災意識を高めておくことがとても大切なのだと思います。
最後になりましたが、大阪北部地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、これから発生するであろう南海トラフ巨大地震や東海地震などの大震災に対してただ恐れるのではなく、しっかりと備え、大難を小難に変えることが出来る人がひとりでも多く増えることを心から願っています。
[このページはここまで ですっ!]
・不思議探偵社のTwitterはコチラ ですっ!