[地震まとめ]島根県西部で強い地震が発生[M6.1 最大震度5強](4月9日更新2回目)
4月9日午前1時32分、島根県西部を震源とするM6.1(発表当初はM5.8)の強い地震が発生。
大田市では最大震度5強を記録。西日本の広い範囲で揺れが発生しました。
島根県は自衛隊に災害派遣を要請。
目次
地震発生時の状況
震度5強を観測した島根県大田市の市役所職員によると、地震当時、ドーンと突き上げるような揺れがあったという。
島根県大田市職員「大きな揺れを感じました。横揺れですね。庁舎内では置いてあった書類等が散乱、花瓶が落ちて割れたりという状況」
また、大田市内の民家でも机の上の棚が倒れて、室内に物が散乱したり、皿が落ちて割れたりしたという。
「最初は大した揺れではないと思ったけど、15秒くらいして強い横揺れがあった。その後トルネードみたいにぐるぐる回る揺れがあり、これは大変だと驚いた」と話す。
「地震の揺れが始まったあとに地震速報が鳴った」という。
朝日デジタルより
被害状況と影響
土砂崩れが発生
道路に亀裂が発生
神社の鳥居が崩壊
コンビニや飲食店などでは商品が散乱
避難所が開設される
大田市は50カ所の避難所を開設し、計170人以上が避難している。
その他の被害
・大田市三瓶町で落石が発生。
・町枦谷(かたらがい)の町道で土砂崩れが発生。
・各地で水道管の破裂が発生。
・大田市大田町の私立病院では断水および暖房が使用不可。また、同市内では住宅のガラス窓が割れるなどの被害。
気象庁が会見
余震とみられる地震が発生中
新しい情報が入り次第、更新します。
「山陰地方の地震は続発する癖がある」NEW!
山陰に「ひずみ集中帯」存在か 専門家が指摘
今回の地震の震源付近には明確な活断層はないが、京都大防災研究所の西村卓也准教授(測地学)は「山陰のひずみ集中帯」の存在を指摘する。
2011年の東日本大震災以降、山陰地方の日本海側は、瀬戸内海側に対して年に5、6ミリ東にずれ動いている。
兵庫県北部から今回の震源付近にかけて陸側プレート内部のひずみが集中し、地殻の浅いところで地震が起こりやすいという。
2000年には鳥取県西部地震(M7・3)、16年には鳥取県中部地方の地震(M6・6)が起きている。
気象庁によると、今回の震源の周辺では、1週間ほどの間に同程度の大きさの地震が繰り返されるケースが1930年以降、4回確認されている。
西村さんは「山陰地方の地震は続発する癖があるので、しばらくは注意した方が良い」と話す。
過去の例では、大きく揺れてから1週間位の間に同程度の強い地震が発生するケースがあったとのことなので、鳥取県にお住まいの方は十分に警戒をお願いします。
また、特に古い住宅にお住まいの場合は、震度5強の地震やその後に続いている余震でダメージが蓄積されていることが考えられるので、再び強い地震が発生したら倒壊の恐れもあります。
ですので、可能であればしばらくの間は避難所に身を寄せていた方が安全かも知れません。
[この記事はここまで ですっ!]