[前兆]ニュージーランドで416頭のクジラが打ち上げられる~ニュージーランドの法則~
2017/02/13
2月10日、ニュージーランド南島ゴールデン湾の浜辺にゴンドウクジラ416頭が打ち上げられているのが発見されました。
残念ながらすでに7割のクジラが死んでおり、今回のクジラ座礁は過去最大規模とのこと。
Twitterより
Up to 300 whales dead after becoming stranded on New Zealand beach as rescuers race to save survivors https://t.co/bV5oSrd2hZ pic.twitter.com/rzU2n87bUp
— The New Science (@NewScienceWrld) 2017年2月10日
#WorldNews More than 400 whales stranded. 300 have alredy died. Why? #NewZealand #FarewellSpit #Sciencehttps://t.co/c94Xjg5PGu
— Conscious Gemini (@ElevatedSpeech) 2017年2月10日
Volunteers fight to save hundreds of whales beached in New Zealand https://t.co/D4e3yDftCH pic.twitter.com/sYvAaYcAOv
— The New Science (@NewScienceWrld) 2017年2月10日
New Zealand beach: Over 400 pilot whales stranded on Farewell Spit beach, majority reported dead https://t.co/OTW9JLxluq pic.twitter.com/G8YIwrJPRC
— The New Science (@NewScienceWrld) 2017年2月10日
Hundreds of Pilot Whales Die After Beaching in New Zealand https://t.co/tF5ZrXLZAO @nyt #science pic.twitter.com/TxtuGx81Nx
— AVST-CX-E (@AVSTCXE) 2017年2月10日
Hundreds of whales stranded on New Zealand beach
#sciencehttps://t.co/EOzhoNKLWmpic.twitter.com/rklftd3SGj— josetron (@josetron) 2017年2月10日
地元の方々の懸命な救助活動によって1頭でも多くのクジラが生還することを願うばかりです。クジラやイルカの座礁は大地震の前兆、つまり宏観異常現象(こうかんいじょうげんしょう)と言われており、2011年2月22日にニュージーランドのクライストチャーチで発生したカンタベリー地震(M6.1)の2日前に、クジラ107頭が浜辺に打ち上げられていました。
そして、同じ年の2011年3月11日に発生した東日本大震災(M9.0)の1週間前には茨城県の海岸にイルカ50頭あまりが打ち上げられていました。
なぜ地震発生前にクジラやイルカが座礁するのか?
地震は地殻が変動することによって発生しますが、震源の地殻が圧縮されると電磁波が発生して磁場が狂い、クジラやイルカの方向感覚に影響を与えているためという説があります。
ほかにも大地震前に海底で発生する微弱な振動を感知して、その場から逃げ惑い、結果的に座礁してしまっている可能性もあるようです。
巨大地震が発生する前にはクジラやイルカを含め、動物の異常行動が見られることが多いですが、自然現象としても前兆は現れ、いわゆる「地震雲」の出現においても地殻変動によって発生した電磁波による影響という説が有力です。
「ニュージーランド→日本」の法則
以前にこちらの記事、 [前兆]ニュージーランドでM7.8とM6.2の地震が発生!『NZ→日本』の法則 でも紹介しましたが、ニュージーランドで大地震が起きると間もなくして日本でも大きな地震が発生しているのです。
2009年7月15日……ニュージーランドでM7.8の地震が発生
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2009年8月11日……M6.5の駿河湾地震が発生
2010年9月4日……クライストチャーチでM7.0の地震が発生
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2010年9月29日……福島県でM5.8の地震が発生
2011年2月22日……クライストチャーチでM6.1の地震が発生
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2011年3月11日……M9.0の東日本大震災が発生
2011年6月13日……ニュージーランドでM6.0の地震が発生
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2011年6月23日……岩手県沖でM6.7の地震が発生
2011年7月7日……ニュージーランド沖でM7.8の地震が発生
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2011年7月10日……三陸沖でM7.3の地震が発生
2011年11月18日……ニュージーランド北島沖でM6.0の地震が発生
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2011年11月24日……浦河沖でM6.1の地震が発生
2011年12月23日……クライストチャーチでのM5.8の地震が発生
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2012年1月1日……鳥島近海でM7.0の地震が発生
2013年6月15日……ニュージーランドでM6.0の地震が発生
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2013年8月4日……宮城県沖でM6.0の地震が発生
2014年1月20日……ニュージーランドでM6.1の地震が発生
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2014年3月3日……沖縄本島北西沖でM6.4の地震が発生
2015年9月8日……ニュージーランドでM5.6の地震が発生
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2015年11月14日……薩摩半島沖でM7.0の地震が発生
2016年2月15日……クライストチャーチでM5.7の地震が発生
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2016年4月14日……M6.5の熊本地震が発生(2日後にM7.3の地震が発生)
2016年9月2日……ニュージーランド北島沖でM7.1の地震が発生
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2016年10月21日……鳥取県中部でM6.6の地震が発生
2016年11月13日……ニュージーランド南島でM7.8の地震が発生
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2016年11月22日……福島県沖でM7.4の地震が発生(津波警報も発令)
今回のクジラ座礁が大地震と関連しているものかどうかは見守る必要がありますが、もしも巨大地震が発生した場合は「ニュージーランドの法則」が物語っているように、日本でも大地震が発生する可能性が非常に高いので最大レベルの警戒が必要となりそうです。
2月12日更新
416頭ものクジラが浜辺に打ち上げられた翌日の11日午後、新たに200頭以上のクジラが打ち上げられているのが発見されました。幸いにもほとんどのクジラが自力で海に戻っていったそうです。
Success for whale rescuers in New Zealand as most of second pod is refloated https://t.co/uDOHxpvwEz
— Malcolm Middle (@CryBabyPrize) 2017年2月12日
今回のクジラ打ち上げ騒動の原因は不明で、「サメに追われた説」や「地形による説」を唱える専門家がいるようですが、いずれも決め手に欠けているので巨大地震の前兆現象を否定することはできないようです。
2月13日更新
Authorities to move 300 carcasses after mass whale stranding in New Zealand.https://t.co/6siiy6yOOj pic.twitter.com/7gPq1Ac312
— BBC News (World) (@BBCWorld) 2017年2月13日
現地では助からなかったクジラの腐敗が進んでおり、体内にガスが充満して爆発する恐れがあるとして、ニュージーランド環境保護局はクジラが座礁した現場を立ち入り禁止にして、亡骸からガスを抜く作業に当たるとのことです。
新しい情報が入り次第、更新します。