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[不思議体験記-2冊目-]みなさんからの投稿
2024/03/08
不思議探偵社は、みなさんの不思議な体験や恐怖の体験、奇跡的な出来事などの投稿をお待ちしています。「異世界へ行ったことがある」「UFOにさらわれたことがある」「前世の記憶がある」「河童と相撲をしたことがある」「悪魔にとり憑かれたことがある」といった話、またそういった話を聞いたことがある、という方は、ぜひご投稿を!
解けない呪い
投稿者:ひなたぼっこ さん
投稿日:1月14日(土)
私が小学5年生の時にはじまった怖い実話です。
当時私には毎日のように一緒に遊んでいた仲の良いS子ちゃんという友達がいました。
小学5年生の夏にS子ちゃんのお父さんが、とある事件を起こしてしまい逮捕をされました。新聞に載っていたのでS子ちゃんのお父さんが逮捕されたという噂はすぐに広まって、S子ちゃんは事件をきっかけに不登校になってしまいました。
私はS子ちゃんが心配で週に3回くらいはお家に行って会いに行っていました。私の前では無理に明るくふるまっていましたが、心労は手に取るようにわかりました。あとで知りましたがカウンセリングに通っていたそうです。
でもS子ちゃんは少しづつ元気を取り戻して3学期が始まるころには学校へ再び通えるようになりました。
ほっとしたのも束の間で、クラスで目立っていた女の子グループからS子ちゃんはいじめをされるようになってしまいました。私は気の強いほうでしたので女の子グループに止めなさいよと言いましたが、それからは私が見ていないところで陰湿ないじめをやっていました。
担任の先生に相談したら女の子グループを注意してくれて、それからは学校でのいじめはなくなりましたが、放課後陰湿な嫌がらせのようなことが続いていました。
ちょうどその頃、私とS子ちゃんは図書館で借りた西洋魔術だったかの本を読んでいて、面白半分に女の子グループに呪いをかけてみようということになりました。
本によると呪いの儀式にはいろいろな道具が必要で、干からびたトカゲとか呪う相手の髪の毛や血液など揃えなければいけませんでした。
そんなものは用意できなかったので煮干しやケチャップで代用しました。ちゃんと用意できたのはロウソクと白い紙だけでした。今思い出すと血の代わりにケチャップなんて笑ってしまいますが、当時は面白半分とはいえワクワクしながら用意していた記憶があります。
紙に魔法陣を書いて、女の子グループ3人それぞれの名前を書いたメモ3枚と呪いたい内容を書いた紙3枚を用意して魔術をはじめました。
本を見ながらヘンな呪文を唱えて灰皿の上で名前のメモと呪う内容のメモを燃やして魔術をおこなったと記憶しています。思い返すと本気で呪うというより魔術ごっこをして遊んでいただけという感覚でした。
事件は魔術をおこなった日からたしか3日後に起きました。
女の子グループの1人E梨が図工の授業中にカッターナイフで怪我をしたのです。ちょっと切ったというものではなく左手の人差し指の付け根あたりから手のひらを大きく切り裂いた怪我に見えました。血もすごく出ていてすぐに保健室に行って応急手当をして病院へいったそうです。
このときはまだこれが魔術の効果とはおもいもしませんでした。
それから1週間ほど経った日ににまた事件は起きました。私は見ていませんでしたが、聞いた話だと女の子グループのF香が学校の階段で足を滑らせ踊場から一番下まで転げ落ちたようでした。
あの日どしゃぶりの雨で踊場の窓が開いていて雨が入りこんで踊り場が濡れていたようです。F香は足首を骨折して鎖骨にもひびが入ったようでした。
この話を聞いたとき、魔術のせいかもとおもいました。E梨とF香には大怪我をするようにと呪いをかけていたのです。
S子ちゃんと相談をして呪いを解こうということになりました。魔術の本には呪いを解く方法も書いてあったのです。
そこの部分は私もS子ちゃんもほとんど読んでなかったので図書館に行って、再び魔術の本を借りようとしたのですが本が見当たりません。
それから毎日図書館に行きましたがいつまで待っても本はありませんでした。
その間も呪いは続いていたようで、カッターナイフで怪我をしたE梨は家のドアに手をはさんで指を切断するという大怪我をしました。
F香はインフルエンザにかかって学校をしばらく休みました。
一刻も早く呪いを解かなければ大変なことになると思い、図書館や本屋をまわりましたがあの魔術の本は見つかりませんでした。
それから私たちは小学6年生になり、女の子グループに何か起きることもなくいじめもなくなって魔術のことは次第に忘れていきました。
女の子グループは3人でリーダー格のY子だけは何故か何も起きずに私たちは小学校を卒業しました。
丁度そのころにS子ちゃんの両親は離婚してS子ちゃんは宮崎県に引っ越してしまいました。当時は携帯電話やメールはありませんでしたから、S子ちゃんとはそれっきりということになってしまいました。
小学校を卒業してから20年後に小学校の同窓会があって私はS子ちゃんと20年ぶりに再会することができました。
S子ちゃんは結婚をして子供を2人産んでいて子育てが大変なのという話や小学校を卒業してからの話で盛り上がりました。
女の子グループのF香やE梨も来ていて、S子ちゃんに当時のいじめのことを謝っていました。F香は涙を流しながら謝罪していたので本心から謝っていたんだと思います。
そんな風に昔を懐かしむ話や近況報告をしていると、リーダー格だったY子は見当たらなかったので仲の良かったF香とE梨にY子はどうしてるの?と聞くと最初はあまり話たがらない様子でした。
でも少しずつ話をしてくれて、Y子に恐ろしいことが起きたことがわかったのです。
Y子は中学生のときに父親が解雇されて高校には進学できずに就職をしたそうです。20歳のころに職場の50歳くらいの上司と不倫をして妊娠したそうですが流産。それが原因で退職をよぎなくされて、しばらくの間は夜のお店で働いていたそうですが病気になり入院。
退院後結婚をして妊娠をしたそうですが流産となり、それから旦那さんの暴力がはじまるようになって離婚。暴力の原因は不倫妊娠した過去を旦那さんに知られたからとE梨は話していました。
離婚後はパートをしながら生計を立てていたそうですが、ある日突然行方不明となってしまったそうです。
それ以来Y子の消息はわかっていないそうです。
これを聞いた私はY子にかけた呪いのことを思い出しました。不幸が続いて早く死んじゃえ、と書いていたのです。当時リーダー格だったY子はS子ちゃんへのいじめが一番ひどかったので一番ひどい呪いをかけていたのです。
S子ちゃんもY子の話を聞いて魔術のことを思い出し、まさか偶然だよね・・・という会話をしました。
これは偶然なのでしょうか?それとも面白半分でやった魔術のせいでしょうか?
Y子が無事であることを私もS子ちゃんも望んでいます。
銀色の球体
投稿者:りずみん さん
投稿日:1月19日(木)
UFOの目撃談です。いま私の年齢は40代後半なのですが、中学校ぐらいから幾度かUFOらしきものを見ていました。
らしき、というのは私はまったくUFOなんて信じていなかったからです。きっとなにか科学的に証明できるようなことに違いないと自分で納得していました。
いつも現れるUFOは、立体的な球体で銀色でなめらかなつやがあり、ギラギラと輝いてました。
簡単に言うと、輝く銀色のパチンコ玉(パチンコをしないのでイメージ間違ってるかも)表面のつやつやは、ターミネーター2にでてくる新型ロボット(液体金属)のようなつやっぽさです。
ある夕方近く(20代後半)、空を見渡せる2階のベランダで、ここで空などめったに見上げないのですが、少しオレンジがかった雲を見て綺麗な空だな~と眺めていました。
で、まるでUFOが出てきそうな空だな~と思いました。
以前2回ほど、ここで同じような空を綺麗だな~と眺めているときにUFO(らしきもの)が、たなびく雲の間に突然ぱっと現れました。
そして、今回も以前と同じ感覚がやって来ました。うわ~UFOが出てくる・・絶対でてくる・・どうしよう!という確信のような感覚です。
で、少し眺めてたら、以前と同じようにパッと雲の隙間に銀色の球体が現れ、いつものように、じーーっと微動だにせず止まっていました。
あ~やっぱり出た、と思いましたが、私はそれでも冷静にこう思っていました。
何度もそうやって姿をみせるけど、いったいあなたは何なの?UFOだと思ってもらいたいの?みんなUFOだと思うかもしれないけど、私は絶対思わない!
いつも雲の間に現れるので、太陽の光が雲に反射して一つに集まり、輝くもの(球体)を作っている、というのが私の考えでした。ちょっとムリがあるかもですが・・
で、まだじーーっと留まっている球体に向かって、心の中で言いました。
あのさーーUFOだと信じて欲しかったら、UFOでしかありえない完璧な証拠を出してくれ!と。
(私はジグザグ走行を思い浮かべつつ話してました)それを見せてくれれば信じてあげてもいいわ!とすごい上から目線で(心の中で)言い放ちました。
で、言い終わって一呼吸したぐらいで、UFOがこっちに向かって飛んできました(・・;)
ジグザグ走行ではなく、放物線を描いてやってきました。3回、沈んで上がって、沈んで上がって、沈んで上がったところでピタッと止まりました(人間が乗ってたら完全に鞭打ちになる急停止です)
その動きは滑らかで、ヒュンヒュンヒュンという速さで、しかも絨毯(じゅうたん)のような雲の層を下に突き抜け、次は上に突き抜けを繰り返し、止まった場所は雲の全くない水色の空中でした。
私は、あっ!と息をのんで固まり・・、
すると今度は別の方角に飛び去っていきました(少し左方向からやってきて、少し右方向に去っていった)去る時はひとかきがものすごい距離で、3~4回ほど放物線を描いて遠くへ去っていき球体がどんどん小さくなり、上に上がったところでパッと消えました。
去ったあとすぐに私は、「参りました」と頭をさげました(リアルに言いました苦笑)
後で思い返せば、それは完璧な動きでした。
私をめがけて真っ直ぐの方角で飛んできたなら、球体が雲を突き破ってくるところをちゃんと見られません。しかし、軸を私より少し右にずらして飛んできたので、上がったり下ったりして雲を突き破るひとつひとつの場所をはっきり見てとれました。
なので、父がいう『目の前に虫が飛んでたのを見間違えたのでは』という理屈はとおりません。
わたしの自論だった雲中の光の反射によるもの、は周りに全く雲のない空中に浮かんで留まっていたのでこれも違うなと。
夢を見ていたのでは、といわれたら・・夕方4時~5時ぐらいで普通に動いて起きてたし、私もこの一回きりの体験だと、もしや幻覚でも見たのかなぁとも思いますが、その前に3度ほど同じ銀色球体を見てるので、その全部が幻覚だったのかというと・・う~ん。
そう思いつつも、TVのUFO特集などで、銀色に輝く球体や、放物線を描いて飛ぶUFOなんて見たこともないしなぁ・・と、まだ半信半疑です。
その後、まだ信じきれない私にとどめのような出来事があったのですが。それでもまだ疑いぶかいわたしです。
今回の体験でUFOらしき(←しつこい)ものと、すこしだけ交信めいた、心で話したような感がありましたが、後で思い返せば、その感覚はとっても親しみのある、しかもユーモアに満ちた、今までに感じたことのない大きな深い親愛のようなものでした。
一番近くに飛んできて止まったときも、決して恐がらせないギリギリの距離でした。全てが計算された動きと、私の心理まで読んでいる、知っているかのような・・
まぁ、これは私の後からのこじつけかもしれません。
しかし、あれがもし本当のUFOなら、UFOは絶対悪いものではないと少し安心です。
今心に残るのは、高度な技術と精神性、バイバイキーーン!ってな感じ(←後々思い起こせば)で去っていったユーモアと親愛です(笑)
銀色の球体~その2~
投稿者:saruhiko さん
投稿日:1月20日(金)
ワタシも「銀色の球体」を目撃したことがあります。
20年近く前、仕事が遅くなり深夜12時近くに犬の散歩で近所を歩いていたとき、目の前をパチンコ玉をバレーボール大にしたシームレスでツヤのある銀色の球体が横ぎったのでした。
電柱と電柱の間をつなぐ電線の横をスムーズにゆっくりと動いていたのが、まるで街中の情報を収集しているように見えもし、あまりに突然のことで犬と二人固まり、心の中を読まれないように必死で犬と自分にシールドをかけながら、行き去るのを待ちました。
あれは何だったのだろうか?
と、ずーっと思っていたら、その後、テレビのUFO特集で、海外のとあるビルの窓外を銀色の球体が動いていく動画が流れ、以前みたものと全く同じ形、大きさだったので自分が見たものはやはりUFOだったと確信しました。
ワタシがUFOを見られるようになったきっかけは、20台前半のころ、職場の先輩でUFOを見かけると聞いていた人との仕事帰りの道すがら「ワタシ、UFOがみたいんですよね」と話かけたら、「よく見る人と一緒にいるとみられるから」と先輩が言い終わった瞬間、「ほら、あそこにいるよ」と指差されたほうを見ると、オレンジ色に光り、回転しているのがわかるほどの距離にUFOが現れたのでした。
「ええーっ!!」そんないきなり~
と驚き、興奮しながら眺めていると、少しその場に滞空したあと、東京タワー方面にすごいスピードで消えていきました。
その後しばらくして、頭の中になんだか引き寄せられるような、気になる方向(たとえばマンションの屋上とか)へ行くと、UFOが現れるようになりました。たまにですが。
すごく微力でも、響いてきて感じたものを素直に受け取り、動くと見えるんだなと思っています(それが何を意味しているのかはまだわかってはいませんが)。
それにしても、銀色の球体の使命が何なのか、気になるところです。
二人乗り
投稿者:わたやん さん
投稿日:1月20日(金)
昔……夕方、父親がお墓の近くを自転車で走っていると小さい男の子が『おじちゃん後ろのせて』といって自転車に乗ってきた。
しばらくすすみ、走りながら『どこの子?送ってあげようか』と言いながら後ろを振り返ったら誰もいなかった。
あとから、その日、小さい男の子の四十九日(新盆か命日だったかも)だと知り、その子の特長が似ていた。
ありがとう
投稿者:わたやん さん
投稿日:1月20日(金)
父親が兄のように慕っていた人が、自宅で孤独死しており、死後数日後に親族に発見された。
父親はお通夜からその家に行き、その方の家で泣きながらお酒を飲み(その亡くなった人の分もお酒をついで)過ごし酔っぱらいふらふらしながら帰宅。
そのまま玄関で寝たので、母が支え自室へ。
朝、父の靴を靴箱にしまおうとしたら、靴が明らかに小さいつかいこまれた靴。(父のサイズより三センチ小さい)。
でも父親はたしかに後ろを踏まずに靴を履いて帰ってきた。ふんだ跡もない。父親本人もたしかにくつを踏まずにはいて帰ってきたという。
でも父親が朝はいてみると絶対にはけない小ささ。母は、父の履いて帰ったその靴にゾッとし、手を合わせて捨てた(その日ちょうどごみの日だった)
でも気になり、一応知り合いの透視できる人に相談。
『それは故人が○○さん(父)が悲しんでくれたのが嬉しくついてきただけ、害はないから塩をふってお清めして処分してね』と言われた。
塩をふらず捨てたと言ったが、悪さをするためきたわけじゃないから、手を合わせたなら大丈夫とのこと。
父親はつかれやすいというか寄せ付けるというか色々エピソードがありますが、そのうちのふたつ。その他はまたいつか……。
ちなみに母は守護霊が高貴らしい。霊が近付いて気持ち悪くならないし、寄せ付けないみたいで、自分は全く感じないし見ないそう。
ただ、周りに強い人が多い(たぶん引き寄せられる)持っている人の力を高めるらしく、母の近くにいてぼんやりみえてたのがくっきりになったとか言われるみたい。
そういう力がある人は、母の力にビックリするみたい。
黒猫のルビ
投稿者:きらきら星 さん
投稿日:1月21日(土)
動物には不思議な力があるんだと確信した話を投稿します。文章が下手なので読みにくいと想いますがお許しください。
10年ほど前にご近所さんの黒ネコちゃんが子ネコを産んだので1匹を家でひきとって飼うことになりました。犬を飼っていたことはあったけどネコは初めてでした。可愛くて可愛くて毎日癒されていました。
飼いネコはメスで名前はルビといいオッドアイのネコです。オッドアイというのは左右の目の色が違うことで右目がブルーで左目がイエローグリーンの黒ネコです。
このルビが3歳になった頃に変わった行動をとり始めました。
リビングの天井の片隅をジッと見つめて5分ほど固まったように微動だにしないのです。ルビが見つめている先には何もありません。
もしかしたら小さい虫でもいるのかと想い何度も確認しましたが虫はいませんでした。ルビの奇妙な行動は週に何度も見かけました。
3月にリビングの模様替えをしてテレビの位置をルビが何度も見つめている天井の片隅下に置きました。せっかくだからとテレビボードを新調してテレビの上にも物を置けるような棚がたくさんあるものにしました。
ルビはすごいジャンプ力があって1メートルなんて軽く飛びます。
新調したテレビボードは我が家に来たとたんルビの恰好の遊び場となりました。物を置こうと買ったテレビボードですがルビに占領されちゃったので何も置けずでしたw
ある日ルビが棚の上から天井の片隅をジッと見つめていました。ルビがいる棚から天井までは1メートルちょっとです。
いつものやつねと想いテレビを見ようとした時にルビが天井の片隅に向かってジャンプしました。次の瞬間信じられないことが起きました。
ルビが天井の片隅に吸いこまれるように消えてしまったんです。
天井と壁には隙間なんて1ミリもありません。我が目を疑いました。
すぐにテレビボードにかけ寄りルビが消えた場所を見上げますが何もないし当然ルビもいません。なぜか森林の中にいるような清清しい空気を感じました。
混乱しつつもクイックルワイパーを持ってきてルビの消えた場所を探るように棒の部分を動かしました。棒は消えないし天井も変わらないし呆然と片隅を見つめていました。
ルビ、ルビ、と呼びましたが何の反応もありませんでした。何が何だか理解できないままソファに座りルビが消えた片隅をしばらくボーっと見つめていました。
するとルビが消えた場所にうっすらと霧っぽいものが現れました。霧はかすかに輝いて見えました。
そこからルビがピョンと飛び出してきたんです。
ビックリしたのとルビが無事で安心した想いでした。すぐにルビにかけ寄って抱きかかえるとルビの体にはきらきら輝く粉のようなものがいっぱい付いていました。黒ネコだけに粉は目立っていてよく見ることができました。
ルビは元気な様子でいつもと変わったようには見えませんでした。粉をはたいてあげると床に落ちる前にまるで蒸発してるように消えてしまいました。
あのことがあってからリビングにいるときは天井の片隅が気になって仕方ありません。
ルビが再び消えてしまわないようにテレビボードの位置を変えました。さすがのルビも何もなしに天井まではジャンプできないのでとりあえずは大丈夫なはずです。
あの時ルビはどこに行っていたのか今でも謎のままです。昔飼っていた犬も何もないところを見つめたり吠えたりしていました。
動物にはとても不思議な力があるんだと想える体験でした。
迷い道
投稿者:m.hu さん
投稿日:1月26日(木)
2010年8月に秋田までお墓参りに行ったときの話。
父方の実家に親戚一同集まって、そこから歩いて30分ほどの場所にある、先祖が眠っているお墓まで歩いて向かうのが通例でした。
歩いて30分は結構ありますが、森の中にある舗装されていない細い田舎道を通らなければならず、車で向かうのは無理なんです。
みんなで朝食を食べて、朝10時に出発する予定で準備をしていたのですが、出かける直前になってお手洗いに行きたくなったので、親戚には先に行ってもらって、あとから私が追いかける形になりました。
何度も通っている道なので迷うことなんてないはずですが、あの日は森のなかにある細い道にさしかかった途端「あれ?こっちであってるよね…」と少し迷いつつも歩き続けました。
なんとなくいつもと違う雰囲気を感じ取りながら歩いていると、小道の脇にある小さいお地蔵さんが目にとまり、「お地蔵さんあったっけ??」と首をかしげながら、早くみんなに追いつこうと急ぎ足で歩き始めました。
15分も歩けば小道を抜けるはずですが、道は続いていました。
さすがに「迷ったちゃった??」と思い引き返そうか考えましたが、歩いている方向は合っているはずなのでそのまま進むことにしました。
歩いても歩いてもお墓のある場所は見えず、小道を抜ける気配もなかったのでかなり不安を覚えつつも、とりあえず母に電話をと思い、携帯を出してかけようとしたら圏外の表示。
仕方ないので来た道を引き返すことにしました。
今さっき通ってきた道なのに反対方向から歩くと全く違う道に見えて、不安は本物になりました。「どうしよう・・」と恐怖にも似た不安に襲われながら歩いていると、お地蔵さんが見えてきました。
お地蔵さんがある場所までは一本道だし迷いようがなかったはずですが、少し心が落ち着きお地蔵さんに「ありがとうー」と声をかけました。
このまま引き返せば戻れるという安心感からか歩くスピードがゆっくりになりつつも、みんなを待たせてしまっている気がして再び急ぎ足で歩きました。
お地蔵さんがあった場所から1分ほど歩いていると来るときにはなかった小さい池が木の間から見えて、その先に民家がありました。
「道を聞こう」と思って民家への小道を進むと少し開けた場所に出て、池と家それと畑が見えました。
近づくと昔話に出てくるような家で、古くて人が住んでいるようには思えませんでした。
元の道に引き返そうとすると「なんが用か?」という声が聞こえてきてびっくりしていると、家からおじいさんが出てきました。
「突然すみません」と謝って道を聞こうとしたら「またか」と呆れたように一言おじいさんが言いました。
とにかく道を聞いてあの場所から早く離れようとしたのですが、遠くのほうから「ウー」という低いうなり声が聞こえてくると、おじいさんが「早く家に入れえ!」と怒鳴りしました。
びっくりして動けない私の腕をおじいさんが引っ張ったので家の中に入りました。
家に入るとおじいさんが数珠のようなものを私の首にかけて「もう大丈夫だ」と言って、部屋に上がりました。
部屋の中も昔話の絵本で見たような感じで、真ん中に囲炉裏があって他に箪笥があるくらいでした。
テレビや電化製品は一切なく、時計すらありませんでした。「今時こんな家があるんだー」と関心しているとお茶をだしてくれました。お茶をごちそうになりながら、おじいさんの話を20分ほど聞いていました。
秋田訛りがすごくて全部は聞き取れませんでした。
年に一回は私のように道に迷った人が尋ねてくる。
尋ねてくる人は色んな時代からやってくる。
うなり声をあげていたのは、ずんどという月から降りてきた妖怪。
元の時代に戻るにはお迎えを待つしかない。
聞いた話をまとめるとこんな感じでした。ここから長くなるので続きは後日送ります。
続き
続きです。
おじいさんの話を鵜呑みにはできませんでした。家はとても古くて昔話に出てくる家のようでしたが、私が2010年から大昔に時間旅行をしたなんて信じられるはずありません。
それに妖怪なんているはずないしアホらしいと心の中でつぶやきながら話を聞いていました。
それよりも気になるのは親戚を待たせてしまっていることでした。携帯を見ると11時を過ぎていました。あいかわらず圏外だし通話もメールもできない状況に苛立ちを感じていました。
一息ついたのでお礼を言って来た道を戻ろうとしたら、「わからねか」とおじいさんが言って茂みのほうを指差しました。
そっちをみると今までに見たことのない姿をした動物のような生き物がこちらを見つめていました。
大きさは馬くらいで真っ赤な目が3つにたくさんの牙、角みたいな骨のようなものが何本も頭に生えていて、体は灰色ぽい色でした。
首から下は見えなかったのでどんな足をしているのかはわかりませんでした。
「あれがずんどだべ。あれは人どたべる」とおじいさんは言って塩のような粉を家の周りにまいて、茂みのほうに向かって変な声をだしました。
そうするとずんどは驚いたようにどっかに行ってしまいました。「もしかしておじいさんの話はほんとかも」と思い始めていました。
急いで戻らなければいけないことを伝えると、迎えが来ないかぎり戻ることは無理ということだったので、いつ迎えが来るのかを聞くと「わからね」と他人事のように言いました。
ますます苛立ちが増して「自分で歩いて帰ります」とつげて元の道にもどって急ぎ足で歩きだしました。
少ししてからおじいさんが首にかけてくれた数珠のようなものを返していないことに気づいたので、引き返しておじいさんの家まで戻って声をかけましたが返事はなく、周りを見渡してもおじいさんは見当たりませんでした。
しかたないので、家の引き戸を開けて中に入り部屋に数珠を置いて道に戻ろうとしたときに、遠くから「ぎゃあああ」という叫び声が聞こえてきました。びっくりして動けずにしばらく耳を澄ましていました。
5分くらいしても蝉の声しか聞こえなかったので外に出て辺りを見回しても変わった様子はありませんでした。もしかしたらおじいさんに何かあったのかもと思って、家から少し離れた場所を探してみました。
叫び声がどちらの方向から聞こえてきたのかわからなかったので、とりあえず小道の反対側にいってみましたが誰もいませんでした。
そこから時計回りに辺りを歩くと草履が落ちていて少し先には血溜りのようなものがありました。それを見た私はおじいさんがずんどに襲われたんだと思いました。
怖くなって急いで家まで戻り数珠を首にかけて息を殺すようにじっとしていました。もうその頃には親戚を待たせていることは頭から消えて、ずんどに襲われてしまう怖さと2010年に帰れないかもという不安で震えていました。
おじいさんの話を思い返すとお迎えは大きな杯が空から降りてくるということだったので、時折引き戸を開けて空を見ていましたが何も起きませんでした。
おじいさんも戻ってくる様子はなかったし少し疲れてたので横になってうとうとしていました。
すると突然ずっと聞こえていた蝉の声がいっせいにしなくなったのです。耳が聞こえなくなったかのように感じるくほどに静かになりました。
急いで外に出てみると10mくらいの上空にUFOが浮かんでいました。鉛色でくるくる回転していました。
おじいさんが話していた杯とはUFOのことで、お迎えというのはUFOに連れていかれることなんだと思うと怖くなって、家の中へ急いで戻りました。
戻った途端に家が地震のように揺れて私の体が宙に浮きました。金縛りにでもあったかのように体は動かせずにどんどん上へ上がっていきました。
天井にぶつかると思った瞬間、天井と屋根をすり抜けて私はゆっくりとUFOに吸いこまれました。
UFOの中に入るとすりガラスのような板に寝かせられて、ロボットのようなものが近づいてきました。2mほどの柱のような体にじゃばらのようなホースみたいなのが4本ついていました。
私の額にホースのようなものがくっついた所までは覚えていますが、その後の記憶はありません。気を失ったんだと思います。ホースのようなものの先端は光っていました。
目が覚めたときには私は小道のすぐ側にある茂みの中で横になっていました。携帯電話を見ると時間は10時10分で、アンテナも立っていたので母に電話をかけようとした時に、母や親戚がこちらに向かって歩いてきました。
みんな驚いた様子で「なんで先を歩いてるの?」といった具合でした。私が経験したことを話したら、狐に化かされたんだと笑われました。
そこから数分歩いて今度は無事に先祖が入っているお墓について、お参り前の掃除をしているとおかしいことに気がつきました。
なぜか私が左利きになっていたのです。私はずっと右利きでした。
おかしいのはそれだけでなく、母の携帯が違う機種になっていたり、12年前に亡くなったはずの遠い親戚が生きていたり、色んなことが私の記憶とは違っていました。
今も問題なく生活できていますが、この世界は、私がいた世界ではないと言い切れます。
火葬場
投稿者:ぶぶ さん
投稿日:1月27日(金)
私が幼稚園のときでした。お坊さんの祖父を母と私で火葬場まで車で送って行きました。
車の中で祖父が戻ってくるのを待っていましたが、しばらくして私は祖父の様子を覗きに行きました。
お経をあげる祖父を見つけ、そしてそのときは不思議に思わなかったのですが、ガラス張り?の透明な火葬炉のなかで亡くなったかたが火に包まれていくところを見ました。
見た瞬間、怖くなって母が待つ車に走って戻りました。
多分私が19歳くらいのときに不思議に思い母に話しました。誰かに話すのは初めてでした。
真夜中のオペラ
投稿者:ぶぶ さん
投稿日:1月27日(金)
いつだったか忘れてしまいましたが、5~10年くらい前でしょうか。
3月末の風のとても強い夜、0時~1時頃にコンビニへ行こうと1人で外出しました。
誰もいない道だったのに突然、道の真ん中にオペラのような歌を歌いながら歩く人が現れました。私は猛ダッシュで家に戻りました。振り返らずに…
家の中に入るまでオペラのような歌が聞こえていたので、追われてるような気がしました。
そのときから3月の風の強い夜、3月ではなくても風の強い夜は1人での外出を禁止にしています。